中春こまわり君 1,2
【中古】 中春こまわり君 / 山上 たつひこ / 小学館 [コミック]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】価格:1,422円(税込、送料別) (2025/3/6時点)楽天で購入 こまわり君といえば、かって少年チャンピオンで大人気だった漫画「がきデカ」の主人公だ。こまわり君とみんなから呼ばれている少年警察官が、その変態振りを発揮していくというギャグ漫画である。このこまわり君、大人になって立派な?警察官になるのかと思いきや、なんと電気メーカー「金冠生生電器」の営業マンになっている。そして逆向小学校の同級生で優等生だった西城君もなぜか同じ職場にいる。肩書は特にないので、二人とも平社員のようだ。そして2人ともアラフォーの中年になっている。 変態こまわり君はともかく西城君はもっと出世していると思ったのだが。そしてこまわり君、変態のくせに妻子持ちなのだ。変態のくせに(ここ強調)決して妻との関係は悪くはないが、妻とこまわり君の母親の仲は最悪。 この中年版を読むといろいろと分かることがある。まず小学校で同級生だったモモちゃんは西城君の妻になっているということ。そしてモモちゃんの双子の妹であるジュンちゃんは、こまわり君にさえダニと呼ばれるような碌でもない男に引っ掛かり、碌な人生を送っていない。碌な人生を送っていないということでは、こまわり君たちの小学校の担任であったあべ先生も同様。やはり変な男と結婚して離婚し、酒の飲み過ぎで肝臓をやられ、こまわり君とは病院で再会したという設定だ。 こまわり君、当然ニックネームだと思っていたが、彼の本名は山田こまわり。なんとこまわりというのが名前だった。名字が山田というのは初めて知った。 こまわり君の変態ぶりはあいかわらずだが、中年になって結構パワーダウンしているようだ。小学生の時は使えて中年の今は使えなくなった技?もあるようだ。「がきデカ」連載時は変態振りだけと言っても過言ではないが、この中年版では変態ぶりばかりではなく、名探偵ぶりもみせており、結構ペーソスも伝わってくる。☆☆☆☆