デミオ13C-Vの意外な速さ!
忙しかった仕事も終盤を迎え、組立て現場に毎日のように出向くことになって、一日300km以上走ることが多くなっている。時間節約の為エコドライブを止めて、速い速度で走ることが増えた・・・。そんな先週のある日、国道16号線の東名入り口付近で、やけにやる気充分のセリカと信号の先頭に並んだので、デミオが加速力においてどのレベルにあるかを比較する目的で、素早く、競る様に飛び出してみた。案の定、私の素早いスタートに反応するようにセリカは全開の加速をしてくれたので、デミオ13C-Vの平地での加速力の比較が出来たのです。約300mほどの間でしたが、セリカに対し3m程の遅れに留まりました。時間にして0.1秒程度の差でした。セリカは各所モディファイされていて、外見からは4ATの車なのか5MTの車なのか、145psなのか190psのモデルなのかも解りませんでしたが、97psのデミオは体感的にはほぼ同等の加速力で走れると言うことが解りました。そして木曜日は、私の得意なカーブである東関東自動車道から京葉道路への宮ノ木ジャンクションで、やはりかなり飛ばしているアルファロメオ159に並びかけてみたのだが、コナーリング速度ではデミオを駆る私が若干速く、一度別の先行車に追いついてしまって、アルファ159に交されたのをコーナーの出口までにほぼ追いつき、そこからの脱出加速では殆ど互角でした。2008年の世界カーオブザイヤーを受賞した理由がこれでなんとなく解った気がしました・・・デミオ13C-Vはとても安く買える車なのですが、エコでスタイリッシュでかなり速い車なのです。私が昔乗っていたハコスカ2000GT-Xでも出なかった速度が、レギュラーガソリン仕様の1300CCというキャパシティーの低燃料消費のミラーサイクルエンジンを積み、丁寧に走れば23km/リットル以上走るエコなデミオが出せることに本当に驚きを禁じ得ません。恐らくもうそんな実験を今後することはないと思いますが、CVTが、最大トルクを発生する回転域を維持しながら加速できることと、非常に優れたミラーサイクルエンジンのおかげで、こうした高いパフォーマンスを示す。と言えるのでしょう・・・。デミオのCVTはマニュアルミッションや4ATでは得られない、優れた動力性能をもたらすという事です。侮れないどころか、恐るべきポテンシャルを秘めている!と言うべきデミオ13C-Vなのでした。