FIAは今のF1を失う訳には行かない・・。
残念なニュースが飛び込んできた。FIAはマックスモズレーが時期FIA会長に立候補しないことを条件に、FOTAとの和解に至ったそうだ・・・・。予想されたシナリオだから、驚きはしないが、バーニーの取り分が大きすぎることを改善できない。F1興行の収益なくしてFIAは立ち行かないと言うことがはっきりしているので、マックスが退くという条件が出て来てFOTAがそれを飲んでしまえば、元の鞘である・・・。マックスモズレーは自分が会長職を辞することでFIAの権益を守った形だが、元はと言えば自らの行った子供の思いつきの様な稚拙なF1改革案が引き起こした今回のF1分裂騒ぎなので、その放言の責任を取らされたようなものである。会議の詳細は未だ詳しく発表されていないか報道されていないかだが、或いはFOTA側の収益の分配比率についても何らかの改善が有ったのかもしれない。私としてはやはり残念な結論になってしまったと言う感がある・・・・、これで本当の意味での民主的なF1は又将来への課題となってしまうのかもしれないからだ。しかしFOTAの力がこれではっきりとした、形はFIAの下であってもFOTAという、いわば労働組合が交渉に勝利したと言う形ではあろう・・・・。今後、FIAは現状よりは良好な収益分配と規制の譲歩をFOTA側に示し、長期の契約を取り付けることででFOTAの交渉力を封じ込めようととすることになるだろう。