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ホテルと旅館の批評

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2021年09月19日
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カテゴリ:乗り物


 小樽から舞鶴まで移動するために、新日本海フェリーを使いました。大学生時代に北海道を旅行した時にも使ったことがあるので、久しぶりの乗船になりました。



 小樽は、夜の11時30分に出航で、舞鶴に翌日の夜9時過ぎに到着になります。もう少し早い時間にシフトできないのかと思うけど、本来は物流のための船だから、この時間なのでしょう。船を楽しむ旅行を目的とした豪華客船ではないので、それなりに制限はあります。

 乗船は、運転手は車に乗って行うけど、同乗者はターミナルから歩いて(歩く歩道あり)デッキから乗船になります。身障者の場合は、同乗できるけど、健常者は歩いて別のデッキから乗車になるので、家族連れの場合は別々になるので注意しましょう。今回、下船時は同乗者も車に乗って降りることができました。

 車を乗せる場合は、運転手の2等船室を含んだ料金になります。なので、大きなスペースに雑魚寝でいいのだけど、今回は、「風呂は共同でもいいけど、トイレは部屋にないとダメ」という神の声で、デラックス洋室ツインAになりました。さすがにスイートルームは高すぎるので止めました。それでも、東京ステーションホテルの素泊まり料金を追加するレベルになります。

 この航路はあかしあとはまなすの2隻が運行しているけど、今回の配船は「あかしあ」になりました。「はまなす」の方が新しいので、気になる人は、配船表をみて予約しましょう。



 スイートルームとデラックスツインは6階になります。洋室なので、シングルベッドが二つです。シングルベッドなので、部屋自体は広く感じますね。船室なのでかなり狭いと思っていたけど、広めのビジネスホテルぐらいの感じでした。ライティングデスクに使えるドレッサーに冷蔵庫もあります。コーヒーはないけど、お茶のパックが置いてありました。

 ベッドの硬さもちょうどよくて、エンジンルームの近くかと思うほど、細かい振動が続くなかでもしっかりと寝ることができました。

 それから、ソファ席とテーブルは当然ながら固定されています。よって、テーブルは船の振動をもろに受けるので、テーブルの上にコップを置くとガタガタと揺れながらテーブルの端まで移動して落ちます(笑)。ティッシュを下に敷いて、緩衝材にしたほうがいいでしょう。



 晴れていれば、部屋のデッキから海が見えます。強風でサイドデッキが閉鎖されていても、ここは出ることができます。カーテンを開けていれば、気持ちはよくなります。

 テレビは、基本的にBSチャンネルです。それにプラスして、電波が届く範囲なら近くの地デジを放送します。例えば、石川沖なら石川県のNHKと民放チャンネルが3つ映ります。でも、電波状況が悪いと、ときどき画面が固まるのは、DAZNを思い出します(笑)。



 バス・トレイも少し広めです。トイレはウォシュレットになっているけど、排水が新幹線と同じ真空システムを使って吸い込みタイプでした。節水が目的だけど、ボタンを押すとズズズーと吸い込まれます。あと、座席が高いので、足が長くないと踏ん張りが少し足りません(笑)。

 シャワーは、少し温度が安定しないですね。時々、温度が下がるのはしかたないかな。5階に大浴場があるので、そちらで入ることもできます。もともと乗客は少ないけど、乗船してすぐは混むので、翌日のお昼なら空いていました。海を見ながら入ることができるけど、船のどこに行っても海しか見えないので、そのうち飽きます(笑)。洗い場は11か所ほどあって、広めの大浴場でした。

 ちょっと困ったのは、バスルームのドアを閉めると、ガタガタと大きな音がします。振動がドアに伝わって音が大きくなるようです。だから、トイレを使う時以外はドアを開けておくようにしました。大きく揺れるというより、細かい振動がずっと続いている状態でした。これは、旅客船というより貨物船の要素が強いのだと思います。

 食事は、レストランとカフェがあります。あと、自販機でカップ麺も売っていました。給湯室もあるので、お湯はもらえます。今回は、事前に食べ物や飲み物を買って持ち込んでいたので、到着前の夕食だけレストランに行きました。夕食の時間は、18:00-19:00の1時間だけです。

 レストランだけど、システム的にはフードコートです。入口で注文して、呼び出しベルを貰って、好きなテーブルに座って待ちます。7種類ぐらい定食がある中、今回はホエー豚のジンギスカン風定食にしました。ジンギスカン風はなにと思ったら、味噌焼きに近いものでした。豚肉の下にはキャベツやモヤシなどの野菜が敷いてあります。



 特別おいしいわけでもないけど、量は十分にあるのし、そんなに高くないので、旅の思い出に1回ぐらいはレストランを使ってもいいと思います。ただし、ハンバーグはガストの方がおいしいそうです(笑)。

 20時間の船旅では、時間を持て余す人が多いので、船内ではイベントがいくつかあります。今回は、クロスワードパズルに挑戦です。簡単そうだけど、携帯で調べられないので、結構苦戦しました。何とか正解できたけど、景品は抽選漏れになりました。携帯が使えない時間帯のクロスワードパズルはいいアイデアです。

 また、5階で映画の無料上映がありました(コロナ対策はしっかりとされています)。でも、その映画が「引越し大名」でした。これ、アマゾンプライムで見たばかりだったので、パスしました。よりによってたまたま見た映画とは(笑)。ここで2時間を潰す予定がなくなりました。

 船内では、携帯の電波も届かいし、WiFiもないので、時間をどう過ごすか考えてから乗らないといけません。今回は、本や雑誌を持ち込みました。また、見たいものがあれば、事前にiPadやスマホにダウンロードしておきましょう。

 30年ぶりに小樽-舞鶴間の航路に乗船しました。乗船時間は短くなっているし、お風呂も大きくなって便利になっていました。コロナの影響もあり、乗客が少ないので、船内を歩いてもあまり出会うこともないので、帰って安心でした。

 違う路線ではWiFiの提供を始めているようなので、WiFiが利用できるようになると、もう少し楽しい旅になりそうです。でも、1日ぐらい携帯を使わない日があってもいいですね。

 ただ、到着が夜9時過ぎになるので、その日は、舞鶴のホテルに宿泊になりました。舞鶴で宿泊になると小樽から舞鶴まで実質1日半かかるので、コストを考えるとそこまで効率的ではないけど、楽に移動できることは間違いないです。もう3時間ぐらい早く出発するスケジュールだと、より便利なんだけどなぁ。

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Last updated  2023年07月29日 13時37分45秒


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