ホテルと旅館の批評

皆生温泉　皆生菊乃家

2021/11月上旬 部屋：最上階 準特別室 12.5帖＋ 3帖　バス・トイレ付、2食付き 星：＋0.6

　大山の写真を鍵掛峠から撮りました。空がいまいちだったけど、このあと急に雲がでてきて、雨が降りだしてしまう天気だったので、太陽が出ているうちになんとか一枚は撮れて助かりました。



　ぐるっと回って大山の写真を撮る予定だったけど、天候が悪くなったので早めに旅館にチェックインします。今回は、皆生温泉の皆生菊乃家です。前に皆生シーサイドホテル　海の四季に宿泊したことがあるので、今回は隣の旅館になります。

　今回の部屋は、準特別室となっている最上階にある12畳の部屋です。本当は、10畳ぐらいの普通の部屋がよかったけど、空いていたのがこの部屋だけだったので、人気の旅館のようです。



　部屋は広くて、12.5畳です。入口には、3畳の間があるので、かなり広く感じます。また、窓いっぱいに海に広がるので、開放感はとてもあります。コンセントが少ないので、電源ゲーブルがテレビの横に置いてあります。



　最上階だけど、浜に沿って建てられているので海側の部屋の景色はあまり変わらないと思います。海を眺めながらのんびりできる風景ですね。夜には、美保ガ関の灯台が光るのがよく見えます。

　窓側にソファがあり、マッサージチェアもありました。ひさしぶりにマッサージチェアを使ってみました。部屋にあっても、何度も使うものではないです。



　テーブルに置いてあるウエルカムお菓子は、皆生温泉の塩蒸し饅頭です。塩味の柔らかめの饅頭なので、お茶にあいます。おいしさは、数ある温泉饅頭の中のでも、かなり上位に入ると思います。



　部屋に入って、右手に洗面台とその奥がお風呂です。トイレは、洗面台の手前にあります。広い部屋なので、洗面台は２つありました。



　部屋についているお風呂も広めです。トイレもきれいにウォシュレットです。5人宿泊できる部屋なので、余裕のある作りになっているけど、お風呂は温泉を使います。

　大浴場は、男性が1階、女性が2階にあります。海辺の温泉なので、塩分の強い温泉です。規模の割に小さいお風呂だったけど、源泉かけ流しだそうです。

　露天風呂は小さくて2人でいっぱいになります。また、一階なので、立ちあがると浜辺を歩いているひとと目が合います。開放感が優先なので、特に気にはならなりません。部屋数は少ないので、大きさ的には十分なのでしょう。

　この部屋を選ぶと、そのまま部屋食になります。子供が小さいときは部屋食は便利だったけど、夫婦二人だけなら、部屋食の必要はなく、食事処での夕食のほうがいいですね。部屋に食事のにおいは残らないし、食べ終わったらもう布団も敷いてあるから。だから、部屋食は我が家には合わないシステムだったと思いました。コロナ禍で安心して食事ができることにはなるけど、鳥取県の感染状況を見たら、食事処でもまったく問題ないです。

　さて、夕食は係の方が運んできてくれます。今はコロナ対策もあるため、ある程度はまとめて持ってきてくれるので、食べるペースは必然的に早くなります。今日のお酒は、皆生温泉のだるまビールにしました。こちらは、きちんとメニューがありました。やっぱり、天ぷらが付いてるみたい（笑）。



　前菜と刺身です。こちらも刺身の乾燥を防ぐためにかつらむきした大根が置いてあるけど、一反もめんになっていました。鬼太郎ロードが近いからね。この日の刺身は、マグロ、ブリ、タイ、イカでした。



　ここに宿泊した目的の一つは、のどぐろの塩焼きです。松江のなにわ一水でのどぐろを食べてから、日本海側の宿泊施設に泊るときは、夕食にのどぐろがあるのかどうかを調べるようになりました（笑）。紅ズワイガニよりのどぐろが優先です。能登ののどぐろの一夜干しを食べた時は、そんなに食べたいと思わなかったので、煮つけや塩焼きが好きなのでしょう。

　この他は鳥取牛のステーキ、葛きりの入った茶碗蒸し、カブの煮物、海藻を使ったところてん、天ぷらとご飯となりました。

　朝食は、2階の食事処で、海に向かった席に夫婦並んでいただきました。



　焼き魚がハバカレイ（舌平目に近い）です。蒸し焼きに近くて、出来立てなので温かいまま食べられるし、おいしい魚です。鍋は豆乳鍋で、イカ刺しが朝からありました。ご飯もおいしいので、朝からしっかりと食べました。健康診断は当分先なので、旅行中は気にしないことに。ただ、食後にコーヒーがなかったのが残念です。

　大きな部屋を予約したので、宿泊料金に対して食事は少し落ちると思います。のどぐろなどはおいしいけど、前日の錦彩館のほうが全体的にはいいと思います。まあ、こちらは温泉だったり、建物の規模が違うので比較してもしかたないところかなぁ。

　10畳の部屋で食事処ならもっとリーズナブルな料金になるので、次回、皆生温泉にくれることがあれば、そちらのプランを選びたいと思います。ジジババの財布なら、準特別室がおすすめとそんな感じです。

　文化の日が近かったので、チェックアウトした後は足立美術館に寄って帰りました。

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