来年は「真田丸」
日曜の夜といえば、大河ドラマ。子供の頃から、ずっと、そういう習慣になっていて、私の家では、今でも基本、日曜の夜8時はチャンネルがNHKになってます。でも、今年の「花燃ゆ」は、テレビがついていても、どこか見ているような見ていないような・・・。本来、幕末の長州藩というのは、好きなジャンルのはずだし、話としても面白いはず、と思ってはいるものの、何だかどうもイメージが違います。主演の井上真央は、とても頑張っていると思います。激動の時代を象徴するような事件も色々出てくるし、それなりに、楽しんで見ている部分もありますが、でも、どこか、違和感を感じながら見ているような気がします。「花燃ゆ」については、また今後の展開に期待するとして、それより、来年放送の大河「真田丸」は、大いに期待が持てそうです。脚本が三谷幸喜、主演が堺雅人ですから、それだけでも、興味がそそられますし、最近、その主な配役も発表され、来年は真田幸村で盛り上がりそうな気配です。その最大のクライマックスとなるのは、もちろん大坂の陣。今年はちょうど、大坂冬の陣(1614年)大坂夏の陣(1615年)から、400年にあたるということから、大阪では、色々なイベントも行われています。その関連で、というわけではないですけど、今年は、「大坂の陣検定」なるものも受験しましたし、大坂の陣にゆかりの場所を、色々、訪ね歩いたりもしました。大坂の陣、ゆかりの地めぐり。そうした中から、今年、訪ねた真田幸村にゆかりの場所を以下で、いくつかを、ご紹介したいと思います。三光神社(天王寺区玉造本町14-90)天照大神、月読神、素戔嗚神の三神を祭神とする古社で、中風除けの神としても知られている神社です。ここは、幸村が「真田丸」を築いたという真田山であったとされています。境内には、幸村が本城と真田丸との連絡通路に使っていたとされる抜け穴があり、その入口には、真田幸村像が立てられています。心眼寺(天王寺区餌差町2-22)真田幸村・大助父子を弔うために創建されたとされる寺院。門前には、真田丸出城跡碑が建てられています。茶臼山(天王寺区茶臼山町1-108)茶臼山の麓に、河底池と呼ばれる小さな池がありますが、ここは、平安初期に和気清麻呂が堀川を掘削した痕跡であるとも言われています。冬の陣では徳川家康の本陣、夏の陣では真田幸村がここに本陣をおきました。誉田八幡宮(羽曳野市誉田3-2-8)大坂夏の陣の激戦地のひとつ。真田幸村は誉田八幡宮に陣を敷き、伊達政宗の軍との戦闘を繰り広げました。安居神社(天王寺区逢坂1-3-24)少彦名神と菅原道真を祭神とする神社。夏の陣の時、幸村は、家康の本陣に対して、幾度か突撃を試みましたが、家康を追い詰めたものの、首を取るまでは至らず、最期、ここで腰をおろし休憩しているところを討ち取られました。境内には、真田幸村戦死跡の碑、幸村が休んでいたという「さなだ松」最期の姿を再現したという幸村像があります。大阪城(大阪市中央区大阪城1-1)そして、大坂城。慶長20年(1615年)5月。徳川勢の総攻撃により、大坂城は炎上し、秀頼・淀殿母子は城内の山里曲輪にて自害しました。現在の大阪城天主は3代目。昭和6年、市民の寄付を集め再建されたものです。長きにわたって続いた戦乱の世の、その最後を締めくくったのが大坂の陣。最後にひと花咲かせたい。そこには、様々な立場・境遇の中で、それぞれに賭けた思いがつまっていたように思います。来年の「真田丸」ぜひ、楽しみにしたいと思います。