観音埼灯台
「三代目観音埼灯台」 観音埼灯台は江戸幕府が横須賀製鉄所建設のために来日していたフランス人技師ヴェルニーに依頼して作られました。 1868(明治元)年11月1日着工およそ三ヶ月で完成、初点灯しています。 日本初の洋式灯台。 使用された煉瓦は横須賀製鉄所で焼かれたものですべてに製鉄所の印が押されているそうです。 光源の油は中国(清)の落花生油が使用されたました。 しかし1922(大正11)年の地震で大きな亀裂が入ったため取り壊され翌年2代目が完成しますが関東大震災のためわずか半年あまりで崩壊してしまいます。 現在の観音埼灯台は3代目になります。 地名としては「観音崎」ですが灯台は「観音埼(土偏の埼)」と表記します。これは灯台を管轄する海上保安庁の前身である旧海軍水路部が使用していた「海図」に「埼」が使われていたので引き続き使用しているそうです。