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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Oct 15, 2016
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前回は、偏屈たぬき家に新たな家族である犬太郎(仮称)を迎えるにあたって、ペット保険について思うところを書いてみた。

(前回の日記)
ペット保険

 ペットの治療費という少額のリスク(人生設計が狂うほどの支出ではないという意味で)をわざわざ保険でカバーする必要はない。
 ペット保険には入らないほうが合理的ということには疑いの余地が無いのだけど、
 小ダヌキどもがペット保険に入ることを繰り返し主張してなかなか納得してくれない。

 というようなことを書いた。
 
 あくまで私の判断が正しく、それを理解してもらうことが難しいというようなことを嘆いていたのだけど、

 よくよく考えると、小ダヌキどもは小ダヌキどもなりに合理的な主張をしていたことに気付いたので、今回はそのあたりのことを。


1.私と小ダヌキどもは別のプレイヤーと考えてみる

 ”偏屈たぬき家”全体として判断するならば、前回書いたとおり、ペット保険には入らないほうが合理的ということには疑いの余地が無い。

 だけど、私と小ダヌキどもを別のプレイヤーとして捉え直せば、状況が変わってくる。

 私は、偏屈たぬき家の支出を決定する立場であり、今後、犬太郎(仮)が病気になることがあれば治療費は払うことに決めている。
 なので、マイナスの期待値のペット保険には入らないということは、偏屈たぬき家の”財務戦略”としてまさに合理的。

 一方、小ダヌキどもは、偏屈たぬき家の支出を決定する権限は無い。


2.小ダヌキどもの立場からの合理的判断とは

 小ダヌキどもは、犬太郎(仮)の保護者的感覚で、犬太郎(仮)をできるだけ守る立場。

 だけど、偏屈たぬき家の支出を決定する権限は無い。
 仮に今後、犬太郎(仮)が病気になって治療費が必要な時に、治療費を払うかどうか判断するのは小ダヌキどもではなく私。

 そうだとすれば、犬太郎(仮)が病気になって治療費が必要な時に、私が治療費を払う判断をする可能性が高くなる状況を作っておくことに合理性がある。

 仮に、犬太郎(仮)が病気になって治療費として100万円必要となった場合を想定すると、
 
 例えば、補償率80%(上限100万円)のペット保険に入っていれば、新たな支出は20万円で済む。犬太郎(仮)の治療のために20万円を支出するかどうかを(小ダヌキどもではなく)私が判断することとなる。(保険料は必要になるのだけど、上の判断をする時点では既に支払い済みの保険料は加味されない(埋没費用))

 一方、ペット保険に入っていなければ、犬太郎(仮)の治療のために100万円を支出するかどうかを(小ダヌキどもではなく)私が判断することとなる。

 小ダヌキどもとすれば、ペット保険に加入している前者の状況のほうが、私が治療費を払う判断をする可能性が高いと考えるだろう。

 そうであれば、小ダヌキどもがペット保険に入ることを繰り返し主張していたのは、小ダヌキどもとしては全く合理的な行動だったのだ!!

 
3.前回の会話を振り返る

 前回の日記で、私と小ダヌキどもの会話を書いてみた。

小ダヌキども:お父さんは犬太郎(仮)が可愛くないの。犬太郎(仮)が病気になったらどうするの。

私:犬太郎(仮)は可愛いよ。なんなら、お前たちより可愛いぐらい、まあそれは冗談だけど。犬太郎(仮)が病気になったら病院に連れて行って、いくらでも治療費は払うよ。

小ダヌキども:治療費が沢山かかると困るから、ペット保険に入っておけばいいじゃない。


私:いや、だから、(振り出しに戻る)。。。


 この会話について、小ダヌキどもの視点から心の声を補足してみると、

「犬太郎(仮)が病気になったら病院に連れて行って、いくらでも治療費は払うよ。」
と、たぬき親父は言っているけどどこまで本気か分かったものではないな。)


小ダヌキども:治療費が沢山かかると(お父さんが治療費を惜しんで犬太郎(仮)を見捨てると)困るから、ペット保険に入っておけばいいじゃない。

 ってことだったんだなー。
 断られても断られてもペット保険の話題を出してきたのは、犬太郎(仮)の”保護者”として合理的な判断で、立派なものだったんだなー。

 そうであれば、偏屈たぬき家全体として見た私の理屈を何度説明しても通じないのは当然で、
 むしろ、私がいかに犬太郎(仮)を愛していて、決して治療費を払い渋るなんてことがあり得ないということを説明すべきだったんだろうなーと思う。


 そういえば、小ダヌキどもがペット保険の話をしなくなったのは、犬太郎が下痢をして病院に3万円ぐらいの治療費を支払った頃からだったなー。ペット保険には入らなくても、治療費は払うということを少し分かってくれたのかも。


4.感想など

 立場が変われば合理的な判断も変わってくるもの。
 
 今回は、偏屈たぬき家としての全体最適と、小ダヌキどもの部分最適が異なっていたのだけど、 全体最適を実現するためにはコミュニケーションと信頼関係が重要と痛感。


 自分のことは棚に上げて言うのもなんなのだけど、ひるがえって、今の日本の社会はどんなものだろう。
 最近、日本社会としての全体最適を目指すための戦略もコミュニケーションも信頼関係の構築もおろそかにされ、 
 それぞれの立場での部分最適を目指す動きだけが加速しているような気がしてならないのだけど。
 投資界隈を見ても、まさにそんな感じ。。。



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Last updated  Oct 15, 2016 11:23:07 PM
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