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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Apr 28, 2018
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カテゴリ:指数あれこれ
​​​​​​​​​​ㅤ今週は和食系ファミレス、先週は焼肉と、偏屈たぬき家ではすかいらーくの株主優待が大活躍。昨年6月と12月に目一杯取得したので、使っても使っても使い切れない嬉しい悲鳴です。

(関連の日記)
○すかいらーく優待が落ちていたので拾う

 
 ところで、私の場合、一般信用を用いた優待クロスですかいらーく優待を取得しているのですけど、
 すかいらーく株を中長期に保有する気になるかというと、かなり躊躇します。

 指標面では、PER20倍弱、PBR約2.5倍と買ってみてもいいかなという水準なんですけど、
 これは、同社が国際会計基準(IFRS)を採用しているからこそで、仮に日本基準だったら全然違う姿になるだろうという気持ち悪さがあるんですよね。

 ということで、今回は、国際会計基準で利益や資産が水増しされていることについての感想などを。。。


1.会社を美しく見せるために国際会計基準を適用する会社

 まず、国際会計基準導入が進む最近の状況についての少し前の日経新聞の記事を。

(参考の記事)
○国際会計基準 200社迫る(日経新聞Web)

 少し引用させていただくと、

M&A(合併・買収)の増加も一因だ。企業の買収価格と帳簿上の価格の差である「のれん代」を、日本基準では毎年一定額償却して費用計上するのに対し、IFRSでは価値が大きく減らない限り、費用と認識しない。決算上、利益の目減りが避けられ、M&Aに積極的な企業には採用メリットがある。


 そうなんですよね。

 企業買収時の買収価格と帳簿上の純資産の差である”のれん”について、
 日本基準だと20年以内の期間を定めて毎年機械的に償却(毎年の費用に算入)していくのに対して、
 国際会計基準だと基本的に償却しなくてよい。

 それが各会計基準のルールですから、それはいいんですけどね、

 だけど、

 ”決算上、利益の目減りが避けられ、M&Aに積極的な企業には採用メリットがある”

 なんて澄まして言われると、違和感が大きいですよね。

 会社の真の姿は同じなのに、写す鏡(基準)によって美しくもそうでなくも写る。ただそれだけのことです。

 投資家は馬鹿にしたものじゃないと思うんです。

 ”この鏡(基準)でこう写っているのなら、別の鏡(基準)だとこう写るんだろうな。じゃあ、会社の真の姿は間を取ってこんなもんだろう。” 

 ぐらいのことは考えるでしょ、普通。

 会社の出した数字を唯々諾々と受け入れると思っているのなら、投資家を馬鹿にしすぎでは。



2.転べば糞の上

 投資の判断をする際に、利益は毎年の成績だから変動が激しい場合もあるけど、資産は過去の積み重ねだから比較的安定している、と私なんかは思っていたりするんですけど、

 国際会計基準だとそうでもないんですよねー。

 国際会計基準では、ある資産が将来どの程度の利益を生むかといところをベースに資産の価値を時価評価していくので、
 ”のれん”にしても、利益が順調に出ている間は全く償却しないでいるけど、ひとたび利益が出なくなれば一気に減損処理するということになります。

 なので、利益が無くなれば資産も無くなる。
 まるで、​”泣きっ面に蜂”​または​”転べば糞の上”​

 理論的にはある意味正当性のある考え方なんだとは思うんですけど、なんだか危なっかしい感じがして好きになれないんですよね。



3.”利益は見解”だけど”資産も見解”

 ちょっと話が飛びますが、
 企業会計の資産の評価って不思議なことが多いですよね。

 例えば、東芝。
 昨夏の時点では優良な半導体子会社を売却できれば債務超過を免れるけど、売却できなければ債務超過で上場廃止の危機ってことでしたよね(結果的には増資により債務超過を回避)。
 これ、半導体子会社の市場価値が簿価を大幅に上回っていて、売ればその市場価値と簿価の差額(自己創設のれん)が晴れて認識されるけど、売らなきゃ認識されないままということです。
 価値のある子会社を売らなきゃ上場廃止っておかしくないですか?

 一方で、ファンドによる買収を経て上場した企業では、その過程で自己創設のれんが認識されるので、多額ののれんを計上した形で登場してきます。
 冒頭で触れたすかいらーくや他にもコメダHDなんかでも自己資本を上回るのれんを計上(つまり、のれんを計上しなければ債務超過)しています。
 こののれん、会社の沿革次第では認識されませんよね。その規模が自己資本を上回るほど大きいっていうのも違和感ありませんかねー。

 こういう例を見るにつけ、

 ”利益は見解”と評されることがありますが、

 ​”資産も見解”​だなーと最近強く思うようになってきました。

 PBRだとかROEだとか自己資本をベースにした指標もありますが、ベースとなる資産自体がこんな感じなので、精緻に分析してもあまり意味は無くおおらかに捉えておく程度なのかなと。。。


 発散気味ですが、今回は、このあたりで。
 



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Last updated  Apr 29, 2018 06:27:30 AM
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