9/27(金):鹿沼市粟野町:常楽寺のヒガンバナ
実は先週の金曜日もヒガンバナをねらって福島県二本松市の「奥州安達が村ふるさと村」に行ってきたのです。ネット検索したら9月上旬から10月上旬までが「曼殊沙華祭り」。どうしたらこんなに長い間咲かせることができるのかと不思議に思いながらも出かけてみたのです。チケットにも、ほら・・・。 ところが見学コースも設けられているのに白い花はすでに終わり、赤い花はまだ芽が出たばかりの株がほとんどで、まさに端境期の真っただ中に訪問してしまったようでした。 まあ、それでも私たちは春の桜の時期に訪れた時には歩かなかった場所にも足をのばし、茅葺き小屋の「農村生活館」や「武家屋敷」なども訪問できて、ふるさと村の別の楽しみ方を知ることができました。帰りには「智恵子記念館」にも立ち寄って昔々に胸を熱くした高村幸太郎の詩にも触れることができて楽しい一日には違いなかったのでした。 そこで、本日9月27日の花旅はヒガンバナリベンジを果たそうと鹿沼市粕尾町の「常楽寺」に行ってきました。常楽寺はお彼岸の時期に真っ赤なヒガンバナと白いそばの花が同時に満開になることで有名で毎年カメラマンが好んで集まる場所なのです。「瑠璃光山 常楽密寺」は日本で初めて解剖を行った粟野町出身の中野智玄が祀られていて、智玄は鳥羽上皇の病を治したことにより「禄事法眼」の名を賜ったといわれています。駐車場には数台の車が停まっていて、寺に向かう参道沿いに赤いヒガンバナが咲き始めていました。 花は咲き始めの初々しい美しさでしたが、私の記憶では同時にそばの花が見られたはず・・・。と思っていると・・・数か所にこんな断り書きが掲げられていました。 「今年は蕎麦畑がシカに荒らされてしまい残念ながらヒガンバナとのコラボレーションを観ることが出来ません」 う~ん! 残念ですが、この辺から三峰山のあたりでは「鹿飛び出し注意」の看板を見ることがあったことを思い出しました。晴れた青空の下できれいなヒガンバナを見られただけで満足です。少しですが白い花、黄色い花が赤と緑の中に彩りを添えているのも目を引きました。 「東国花の寺100ヶ寺栃木六番札所」に認定された常楽寺は豊かな自然に囲まれなぜか心がホッとする場所でした。ヒガンバナは咲き始めたばかり、これからが最も美しい時期に入りそうです。