心の泉～幸福への河

私は時々、東京の本屋「読書のすすめ」さんから本を通販で買っている。
そこの本は、「心に栄養補給」をするようなものがけっこうあって、独自のルートでそれらを仕入れているのだ。
店長の清水克衛氏も、「読書は心の栄養です」とメールで話しているから、私と心意気が合うのであった。

その清水店長が最近札幌にやってきた。といっても10月15日のことだから1ヶ月も前のことではあるが。
清水店長は講演の中で、「お客様の笑顔や喜ぶ顔に支えられて今までやってこられました」というお話を、具体的なエピソードを交えてしてくださったのに感動して


まず、人を喜ばせてみよう
を購入したのだった。

「お客様の笑顔や喜ぶ顔に支えられて今までやってこられました」

というお話は、ありきたりのように聞こえるけれど、それを実践してお客様に心底感謝され、感動を与えるサービスをできている会社やスタッフはどれだけ存在するだろうか？と思わずにはいられなかった。
今日も、耐震強度の計算書を偽造した一級建築士の話が問題になっていたし。

このブログを書くのに講演の日から1ヶ月もかかってしまったが、だいぶ本を読み進めてきたら、私もお客様の笑顔に会いたくなったのだ。

そして迎えた今日の日、商店街のタクシー乗り場でお客様を待つこと1時間。
乗り込んできたのは中年夫婦。
行き先は、駅前のパチンコ屋であった。
ちなみにそこまでは初乗り運賃で着く距離だ。
当然、快く笑顔でお送りした。

今「当然」と書いたけど、近い距離だとその「当然」ができていない運転手が今でも意外と多いのだ。

そしてお客様が降りられる時に最後のダメ押し。おつりを出す時にこの決め台詞が初めて出たのだ！

「ピカピカの十円玉がありましたので、金運のお守りにどうぞ！」

お客様は満面の笑みで「ありがとう！」といいながら降りていきました。

「本当に決まるとは思わなかった。やったね！」

と快哉を叫び、その日は一日中上機嫌で過ごした等々力たくみでした。