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カテゴリ:タクシーよもやま話
この日の小樽は朝から物々しかった。
そう、動く空軍基地が入港したのだった。 出社して朝礼を受ける時、フェリー埠頭の大きな地図には一方通行を示す矢印が。 それ以外のルートで通行することまかりならぬという通達がなされていたのには驚いた! よく見ると、小樽港マリーナと石原裕次郎記念館の方まで客待ち禁止になっていたのだった。 ・・・・・・これが、小樽の長い5日の序章であった。 私トドロキ、なんとなく胸騒ぎがしてタクシーをウイングベイ小樽へと走らせた。 周辺道路にはコーンが立ち並び、全面的に駐停車禁止。辺りには警察官がうようよしていて、 小樽ではめったにお目にかかれない白バイもまたうようよしていたのだ。 「勝納フェリー埠頭に入るルートは完全に決められているし、よっぽど米軍の方もぴりぴりしているな。」 そう思いつつ車をポスフールのタクシー乗り場へ入れると、目の前には大きな「63」の文字が飛び込んできたのだった。 そう、それはキティホークの番号。 東北以北の港ではめったに見ることのできないねずみ色の巨艦。 大勢の人々がタクシーやマイカーからキティホークへと吸い込まれていったのであった。 今回は同時多発テロの影響か、招待状を持った人しか見学できないのだそうだ。 もっともキティホークはあまりにも巨大だから、数百メートル先から見ただけでも私には満足すぎるぐらいだけど。 午前中はつつがなく過ぎ、ポスフールタクシー乗り場からは次々とタクシーが出て行く。 普段じゃ考えられないほど回転が速くて、あっという間にお客様がついたのだ。 ~米兵闊歩の話につづく~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.07 04:32:47
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