♪ 天からの手紙あわ雪ささめ雪さても昭和は遠くなるなり
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世の中、リニアを待つまでも無く、変わり急いでいる感が否めない。科学が科学の尻を叩いて、人工的なものを急速に発展させていく。
生命までも操り、人口の知能が人にとって代わろうとしている。ここ僅か10年程の間に劇的な変化を遂げて、26年しか過ぎていないのに昭和がとても遠い時代となってしまった。
正月を前にして、伝統行事が存在することで辛うじて昭和の面影を感じる事が出来る。年末年始の諸々の習慣や年中行事が続く限り、古き日本の情緒はその行事の中にだけは残っていくのでしょう。
しかし、様々な行事や習慣は江戸時代或いはそれ以前からのものが殆どであって、64年間の昭和独特のものというのは皆無だ。世界大戦や原爆の被爆体験、終戦後の焼け野が原からの復興とて、語れる人の数は少なくなっている。
戦後の混乱期に生を受けて、復興の一声と運命を共にして来た団塊世代も高齢となった。昭和の生き証人として、最後に残された使命を果たすべき時だが、時代のスピードが速すぎて過去を振り返っている暇もない。そして、その経験した過去が役に立たない。時代とはそういうものなのかも知れない。
江戸を劇的に変える必要・必然から明治に至り、そこからギアをシフトアップすべく大正に入る。時代時代で、最善と思う事柄を追及していく事でしか国も民の生きられない。
そうして昭和で暴走し、ニュートラルに戻ったギアを改めて一速から入れ直す。トップギアまで入れて、ずっと走り続けたのが昭和という時代だった。その後は、ギアが刃こぼれを起こして暴走。平成という時代は、ポンコツを騙し騙し動かしてきたというのが実状だ。
ポンコツが走るには余りに道路が悪い。世界中が金融不安を抱え、内紛は減る気配もなく、経済的に困窮している国も増えている。
そんな中でテクノロジーばかりが先行し、金の力が益々増大して貧富の差を広げていく。金が金を生むというようなバカな世の中を何とか変えて行かないと、「イスラム国」の様な不満分子の受け皿は無くならない。
人間は、所詮、弱肉強食の動物的生き方しかできない野蛮な生き物なのか。今世紀中にもその答えは出ないのかも知れない。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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