♪ いかのぼり右も左も知る男(ひと)の今日も巷を眺めゐらまし
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機微を知り洞察と人情と度胸のある人の話は面白い。御嶽神社の総代代表はそんな人だ。アウトサイダーも警察官も、弁護士やスポーツ選手、魚市場の業者やらその交友も見境なく広い。何でも良く知っていて、単なる知識以上の見識と洞察力には驚かされる。
彼の口癖は、「時間が解決してくれる」ということ。どんなに難儀なことでも、その時が来ればどうにかこうにかクリアしているもので、「案ずるよりも生むがやすし」のごとく何とかなってしまうという。「この世の中で起こったことは、必ず解決する。自殺なんてするな。」と言った私淑する大工の親方にも共通する洞察力。”何とかなる”という思いは、様々な難局を乗り越えてきて掴んだ、実感の上の哲学なのだ。
分からない事があっても失敗をしても、正直に謝って頭を下げていれば何とかなる。決して誤魔化そうとしては駄目だとも言う。嘘をついたり誤魔化したりすると、その傷は大きくなって却って酷い結果を招くことになると。
そんな科白を言わ破目になった場面が何度かあって、メンバーはその都度心を救われている。
♪ 語るほどに味の出てくる人がゐるスルメを好む男が喋る
総代のメンバーも、それぞれ真面目で豊富な知識と経験のある人ばかり。代表が一言いえばそのやるべき事が、直ぐに自然に役割分担されて行われる。何と、東証一部上場の新東工業(株)と業務提携している、国内のシェア70%を占めるクリーンルームのパイオニア企業・エアレックスの社長もメンバーの一人なのです。
そんな風だから、先日の慰労会ではアッという間に時間が過ぎた。12時過ぎに入って、喋って飲んで出てきたのが8時過ぎ。ついつい日頃の市政の不満が出たりもし、”この際、市長になってはくれないか”と、けし掛ける場面もあったりした。
一体何を話していたのか、次々と追加する冷酒の中に心も体も溶け込んで、時間の中に埋没した感じ。その後に温泉に浸かったのだから、後は知るべし。下着は間違えて着て来るし、靴下は何処かに行ってしまって素足に靴を履いて帰って来た(両方とも後から出てきた)。
あまり飲めない最年少のメンバーが運転手となってくれたおかげで、心置きなく飲めたわけだ。しかし後になって、彼には悪い事をしたと反省しきり。酒飲んで好き勝手なことを言っている連中を尻目に、何と退屈な無駄な長時間を過ごさせことか。たまたま彼が最年少で良かった。年長者ではこうも行かず、随分気を使ったことだろう。
♪ 一年の過ぎてしまえば諸々は遠き記憶に沈む勾玉
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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最終更新日
2015.02.05 21:22:09
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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