♪ 激烈にシンプルにして過激なり十秒間のただの駆けっこ |
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世界陸上北京大会2日目の昨夜10:15、世界最速の男を決める男子100メートルの決勝が行われ、ウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)が9秒79で優勝した。
今季は左足の故障などで出遅れていた。今季絶好調でここ2年間、不敗のジャスティン・ガトリン(33=米国)を100分の1秒差で退け、この種目では2大会連続3度目の優勝を飾った。
今季は、骨盤付近の痛みで夏前の3試合を欠場。不安説がささやかれた。事実、大会に入ってもボルトらしさがなく、この日の準決勝は20メートル地点でつまずくアクシデント。この時点で大きく出遅れたが、後半追い上げて最後は1位でフィニッシュ。
ガトリンが、予選・準決勝でボルトを上回る好タイムを出していたので、決勝では「負けるかも」と皆が思っていたのでは・・・。
100m走って、たった.01秒の差。こんな単純で過激なスポーツは他にない。
全身の筋肉を鍛え鋼のごとき肉体を、正確なマシンのように操り、息を止めて突っ走る。アドレナリンを分泌させ闘争心を奮い立たせて、時間という見えない相手と闘う。
究極の瞬発力を10秒間維持し100分の1秒を短縮するために、いったいどれだけの練習を重ねて来たことか。
今大会の決勝進出者は、全員が自己ベスト9秒台という飛んでもない時代になった。一体、人類の体はどこまで進化していくのだろう。
【男子100メートル】結果
(1)ボルト(ジャマイカ) 9秒79
(2)ガトリン(米国) 9秒80
(3)ブロメル(米国) 9秒92
(3)デグラッセ(カナダ) 9秒92
3位の同タイムの二人は、共に20歳の新人だ。ボルトが27歳、ガトリンが33歳であることを考えると、次の大会は新旧入れ替わる可能性が大きい。
因みに、世界記録は「ボルト 9秒58」、日本記録は「伊東浩司 10秒00」
日本選手はとても黒人に敵わないが、見ていて思うのは上半身の鍛え方が足りないように思う。早く走るには腕の振りが大変重要で、海外の選手はその筋肉が半端ではない。まるで格闘技の選手か或いはそれ以上の隆々の筋肉を持っている。相当にハードな筋トレをしているに違いない。
下半身の推進力を上半身で引っ張って行くイメージで、腕を如何に早く振るかに意識を持って行く必要がある。
ボルトやガトリンの走りを見ていると、筋肉自身が空気を引き裂きながらグッグッグッと突き進んで行くように見える。
日本の短距離選手のしなやかで強靭な筋肉を持った、ほれぼれするような体を見てみたいものだ。
スタートのフライングが一発で失格になる様になってから、スタートの集中力が以前にも増して要求される。極限の緊張の中で最良のスタートを切らないと勝てない、何と恐ろしい世界だこと。
世界記録の変遷
電気時計の記録のみ
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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最終更新日
2015.08.24 09:32:28
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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