♪ 思い込みにふと気が付いて立ち止まる思考はいつか反転したり
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貝母に実が出来た。初めて見るその形のユニークなこと。ツルも三方に伸ばして、イミシンな感じがしないでもない。何か特別な意味でもあるのだろうか。
ハエトリソウには何やら花らしいものが伸びて来た。
昨夜、偶然に見たEテレの「植物に学ぶ生存戦略2 話す人・山田孝之」(午後10時50分~ 午後11時20分)がなかなか面白かった。植物の謎めいた生態や生存戦略を山田孝之が語る。
可愛い顔をしながらワナを仕掛けて繁栄を遂げる花。悪の侵略者のように言われながらもなぜか憎まれずにいる花。美しく装いながらもわざと嫌われるように仕向ける花。地球の長い歴史の中で命をつなごうと植物たちが編み出した生存戦略の数々の隠されていた秘密を解き明かしてゆく。
前回は、青と黄が印象的な「ツユクサ」の戦略をフェルメールの絵画やドリフにたとえ、子孫繁栄の戦術をパネルマジックで解説。「セイヨウタンポポ」では名前の巧妙な仕掛けを、「ヘクソカズラ」では臭い匂いで嫌な奴を追い払い、「毛」で客を選ぶ生き方を、数々の比喩で解き明かしてみせたそうだ。
大反響を呼んだ番組の待望の新作。今回は、梅の花、チューリップ、オオイヌノフグリの戦略をおもしろい比喩を交えて、ちょっとコミカルに解説して見せた。
梅は沢山の花を咲かせることでメジロやヒヨドリに蜜を吸いに来させ、受粉させる戦略を取っている。その花にはダミーがあって、すべての花が実を付けるわけではないらしい。一見同じに見える花のそれには雌しべが無いのだ。それは、沢山の花を咲かせてすべてを結実させると体力が必要になるため、体力温存のための巧妙な生き残り戦術なんだとか。
この写真を撮られた方は、雌しべがない花がある事に気付いたんだね。そんな花を選んで撮影したらしいが、そこに梅の戦略が隠されていようとは夢にも思わなかっただろう。
そうだよ誰も知らないことだよ。ためしにちょっとググってみてもどこにも出てこない。もっと突っ込んで調べればあるのだろうけれども、一般的には全く知られていないのは事実だ。
前回の再放送
植物は生存競争の中で様々な生き残り戦略を身に着けていて、現存するそれらは今、まさに勝ち残り組として生きているわけだ。人間だってこう在るべきだと思ったりもする。均質なものを是とする日本民族は、アラブの民のように多様性をもって進化させていかないと、この先、生き残ってはいけない気がする。
サボテンに白い綿毛のようなものが付いている。初めてのこと。
よくよく見ると、その綿の部分から蕾らしいものが顔を出している。
この綿のようなものは、サボテンが必要があって生やしたもののはず。砂漠の中で、空気中の水分を集めて乾燥を防ぎ、花芽を生えやすくするために身に着けた術なのだろうか。
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