♪ 伝播して知らぬ間に乗る波の縁バター不足の一因となる
☆一因が一員に懸かっています。
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毎週月曜日は孫と3時間のマンツーマン。一緒にやって時間を潰せることを何か考えるのも楽しみの一つ。今回は、オーブンなし、無塩バターなしでできるクッキー作り。
初めてのクッキー作り、女の子じゃないのでハートの抜き型なんか用意しない、あくまでもシンプルに適当に。しかし、あまり愛想がないのも何なのでチョコチップを入れることに。
先ずは、ビニール袋にバターを入れて柔らかくなるまで手で揉みこむ、とうぜん孫にやらせる。次は、砂糖を入れて同じようにくにゅくにゅと。最後に薄力粉を投入し、乱暴にやるので中身が飛び出しそうになるのを抑え、袋を捩じって遊ぶのをやんわりと制しながら、好きなようにやらせておく・・。
出来たらそれを円筒形にまとめて袋から出し、包丁で12個ほどの輪切りにする。孫と一緒にアルミホイルに並べて形を整えて、カットした板チョコの欠片を乗せ、軽く押さえてあっさりと作業は終わった。
あとはオーブントースターに入れて焼くだけだ。トースターのトレイに乗せて入れようとしたら入らない。なにせパンを焼くかグラタンを作るときぐらいしかいじったことがない。
「おかしいなあ?」、と、「タテにやるんじゃない?」と、孫が引き取ってタテ向きに入れたら入った。
ワット設定は出来るが温度の設定が出来ないので、焼け具合を見ながら適当ななところでストップする。庫内が高温になると電源が切れる。温度が下がるのを待って再度加熱するが、肝心の焼き加減がよく分からない。
少し色が薄かったのでもう一度加熱したら、ちょっと焦げた感じになった。でも却って香ばしくなってこの方が美味しいだろうと・・、まあまあの出来だ。
「ぼくが出す~」とタオルを自分で用意し、置く場所に何か敷く配慮までするので、「おお、任せるわ」。
パパが休みの日に料理を作ることが多いらしく、やっているのを見て色々知っているらしい。
このまま冷ましておく。
冷めたらやっと完成だぞー。
「早くたべてみたいな~」 食後のデザートなんだけど・・
うん、だいぶ冷めてきたねぇー。
「あじみしてみようか!」 そうだね。
「 う ま ー い ! 」
有塩バターなので塩気があるしチョコチップの歯ごたえもいい。甘さも丁度よく、市販のただ甘いばかりのクッキーとは違って、濃厚で深みがあり香ばしさもある。初めて作ったにしては上出来だ。ただのクッキーを自画自賛している あほだね。
食後、器に盛ればそれなりの顔をしている。待ってました!とばかりに「うまい美味いと」あっという間に食っちまった。
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今バターが不足していて店頭にもなく、手に入りにくい状況らしい。
4月下旬の家庭でのバター需要量は平年比60%増だったとかで、緊急事態宣言が全国に出されて外出自粛や学校休校が続き、家庭でのお菓子やパン作りで需要が増えたとか。それがまだ影響しているらしい。
近くの「フィール」には無塩バターが数個あるだけで普通のバターはまったくなく、買うにも買えない状況らしい。小麦粉も品薄で値が上ってきているとか。みんな同じ時期に同じことを考える。
他人の意識は伝播するということが、現象をみていると良ーく分かる。私の脳にも伝播したのだろうし、伝播させてもいるのだろう。
テレビ番組で「バターが免疫力を上げる可能性がある」と放映したこともあって、売れ行きに拍車が掛かったらしいとも。
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