♪ 山茶花の匂う朝(あした)の空もよう白き昇竜の煙突に知る
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今朝の空 この屋根の向うに右から左に真っ白な水蒸気が・・
冬の風物詩として眺め、気温とか北西の風の強弱を知るよすがとしていた、あの中部電知多火力発電所の煙突の水蒸気が消えてしまって、淋しい思いをしている。発電効率が高い他の発電所の建設などが進み、稼働率が低下して、1~4号機は’17年から長期停止に入っているようだ。
右は2017年2月10日の夕景 5,6号機の煙突の水蒸気なのかな。
今後、知多火力で新規に2基の建設を検討する。それぞれ出力は60万キロワット級で、LNGの燃焼ガスの力で回すガスタービンと、排熱でつくった蒸気で回す蒸気タービンを組み合わせた「コンバインドサイクル」と呼ぶ発電方式を採用。’27年8月と12月に稼働する予定になっているらしい。
建設計画の概要
東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAが10月に発表した計画書
発電の仕組みなんて関心なかったけど、ちょっと調べてみたらなかなか面白そう。その概要がわかるものが中電のサイトに有ったので載せてみた。
「コンバインドサイクル」は、LNGの燃焼ガスの力で回すガスタービンと、排熱でつくった蒸気で回す蒸気タービンを組み合わせたもの。
汽力発電とは、蒸気の膨張力を利用した発電方式。LNGを燃やした熱で高温・高圧の蒸気をつくり、蒸気タービンの羽根車を回してタービンにつないだ発電機を動かし発電するもの。比較的低温域での(600°C以下)熱エネルギーの利用となる。
どこからでも見える高い煙突は近郊の知らない場所から方角を知る、灯台のような役目にもなっている。
この4本脚の煙突も壊されて、新しいものが立つことになるのだろう。
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