添い寝ライフ
寒さが厳しくなってきました。一番日当たりの悪い部屋を寝室にしているので、敷き毛布、掛け毛布と一枚ずつ寝具を真冬モードに近づけています。でも一番暖かいのは先に眠っている子ども。湯たんぽに勝る暖かさです。たまに子どもが「今日はパパと寝たい」と言って寝床を出て行くことがあるのですが、そんなときはいつもの暖かさを実感します。 乳幼児の育児の3大お悩みテーマの1つが「睡眠」ではないかと思います。新生児期のチョコチョコ寝との付き合い、少しまとめて眠るようになっても夜泣きすることもあるし、授乳期間中はなかなか朝までぐっすり眠るというわけにはいかない。うちは毎日夜泣きというタイプではありませんでしたが、寝かしつけるためにはおぶったり歌ったり、夫と二人色々作戦を考えたものでした。2歳半ごろからは、絵本を2冊読んで電気を消し、少し話をすれば寝る時間と理解しているようでぐーんとラクに。夜も低気圧が通過する寝苦しい日以外は途中で起きることはなくなりました。 夜、子どもの泣き声でハハが睡眠を妨げられる大変さは思い出すと辛くなります。起こされて、授乳して、やっと寝付いたと思って自分も寝なおした頃にまた泣かれて・・・こっちが泣きたい気分。母親の寝不足は、翌日の育児の心の余裕に大いに関わるので、日々綱渡りみたいな感じになりますね。睡眠不足は風邪を引きやすくなる原因にもなるし。 それで、子どもに起こされながらなるべく自分も寝るためにやはり添い寝です。産後入院中からすでにベットで添い乳の練習をして、帰宅後もベビーベッドに寝かせたのは2,3日だけだと思うので長いこと添い寝をしてきました。最初は子どもが小さくて、つぶしてしまうのではと心配しながら。10ヶ月もすると、お互い慣れてきて夜中に起きて授乳しているのにあんまり記憶がないくらい、子どもの方が自分で寄ってきて飲んでいる状態になっていきました。 かつて愛読書だったこの本にも添い寝について7ページにわたり解説されています。安全に配慮すれば母親も子どもも添い寝によって眠りが深くなる「夜間の調和」を達成できるのだそう。「赤ちゃんがもぞもぞと動き、泣き始める寸前に母親が(時には無意識に)よしよしとしてやれる、授乳してやれることで、お互い完全に目覚めてしまうことを避けられる」ということは、経験的にもうなずけます。赤ちゃんは添い寝している大人と同調するような動きをする、というのも面白いことです。そういえば、並んで寝ている2人が同じ寝相っていうことはよくありますよね。 今夜も「あと何年こうやってひっついて眠るのかな」と考えながら寝ることにします。 kotsubu