ツルラン ユウコクラン オナガエビネ
ツルラン 草木 らん科 エビネ属学名:Calanthe triplicata(Willemet) Ames.沖縄での開花期は7~9月頃。 九州南部を北限にして南西諸島、インド、中国、東南アジア、オーストラリアにかけて広く分布している。常緑広葉樹林の林床に自生する常緑の多年草。偽鱗茎は球状~卵形で2~3個連なり、3~6枚の葉がついている。葉は縦にひだがあり、長さ20~50cm、幅8~15cm。狭披針形あるいは楕円形、先は尖り急鋭尖頭、基部は細い柄となり、裏面には微毛がある。花茎は直立し40~80cmになり、上方にやや密な花序をつけ、6~10月に白色の花が20~40個密生して次々と長期にわたって咲く。レッドデ-タおきなわ 2006年2月版 カテゴリ-:絶滅危惧2類(VU)環境省カテゴリ-:絶滅危惧2類(VU) ユウコクラン (こと 幽谷蘭)ラン科 クモキリソウ属学名:Liparis formosana 沖縄での開花期は4~5月頃。日本では伊豆諸島、九州、南西諸島の森林地帯、渓流沿いの湿度の高い場所に自生しています。台湾、インド、中国南部、東南アジア、オーストラリアにかけて広く分布している。常緑広葉樹林の林床や竹林にはえる常緑の多年草地生ランです。偽鱗茎は球状~卵形で2~3個連なり、3~5枚の葉がついている。葉は縦にひだがあり、長さ10~20cm、幅5~10cm。ツルランなどのエビネ属よりは一回り小さい葉身です。葉身は狭披針形あるいは楕円形、葉の先端は急鋭尖頭、基部は細い柄となり、裏面には微毛があります。林床の中でひっそりと咲く濃い紫色の地味なランですが、よくよく眺めるとランの原型をとどめていて純朴な可憐さがあります。 hegosの自家竹林園からツルランとユウコクランは実生と移植したものです。海洋博公園の熱帯ドリームセンター内温室で専門家の管理下で大切に愛培されています。今年の開花が楽しみです。