山とボードのブログ

大弛峠、標高２３６５メートル。
車で行ける峠としては、日本最高峰にあります。
以前、大弛峠から金峰山・大弛峠から国師が岳は歩いていましたが、国師が岳から甲武信が岳間は歩いていませんでした。
奥秩父主脈縦走路の一端です。
そこでどんな道が続いているのか歩いてみようと思ったわけです。

９月１２日歩いてきました。
甲武信が岳までは行けないので、４時間進めるところまで進み、引き返します。
トータル８時間の歩みです。
本来なら甲武信小屋で一泊できたら、いい山行なんだけどなあ。
でも、次の日が仕事なんだよねえ。

前日、仕事が終わったらすぐに出発です。
夜の１０時頃に大弛峠に着きました。
そのまま車中泊です。
夜中は寒かったですね。
一般的な夏用シュラフでしたが、もう一段上のシュラフのほうがよかったかも。
途中で起きて、上にダウンジャケットを、下はサポートタイツを穿きました。
これで多少寒さをしのげましたね。
朝５時頃に起きてお湯を沸かして、食事です。
暖かい飲み物は、体を暖めます。
さあ、食べたら準備して、いざ出発です。


駐車場、ガラガラです。


木段を上がって行きます。


途中で見えた金峰山。


五丈岩がよく見えています。






富士山、あそこに登ったんですよお。


南アルプスも見えました。



さあ、ここから未知の領域です。
だんだんとガスがまいてきましたね。


けっこう下ります。


国師のタル


こんな樹林帯ばかりです。




東梓まできました。

ここからさらに３０分ほど進みましたが、やはり樹林帯の中で４時間経過でタイムアウトです。
なので、大弛峠に戻りました。



この間、だれにも会いません。
途中東梓で食事をしましたが、展望が欲しい。
戻る方がつらいのはなぜでしょう。




ガスがまいていて、何も見えません。

いやあ、疲れました。
富士山より疲れた感じです。
早朝は、いっぱい虫がいます。
特に国師が岳から下る道は狭く、虫がわんさか飛んでいました。
その中を歩くわけだから、顔や服にもいっぱい付きます。
まいりました。
朝は虫の活動期ですかね。
帰りはそうでもなかったですがね。
おまけにずっと樹林帯の中だし、国師が岳から先はまったく展望がないのです。
４時間行ったら４時間戻る。
意外と体力を削ります。
ガスってるし、寒くなってくるし。
もっと先へ進めば面白いところもあるかもしれません。
時間に余裕があれば、甲武信が岳まで行けば違うのかも。
稜線で展望がないというのは、弱点ですね。
歩けたことには満足ですが、あまり面白みを感じませんでした。
縦走という目的なら歩けるでしょうね。
とりあえず、僕はもういいです。

おわり。