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- 反抗期はない -
終戦後の学校教育、家庭教育を失敗させた原因の一つに「反抗期」という言葉がある。 近代児童心理学は、非行少年や反抗児だけの心理状態を研究の対象にして、健康な少年少女が、どうして健康であるのかを研究の対象にしなかった。 非行少年や反抗児に特有の「反抗期」を、学問的真理であると権威づけて、大学教授達がPTAの講演会で話をするので、子供は成長の過程でみな反抗期というのがあると(親たちは)信じ込んでしまった。 少し親の気に入らないことをした、また、親のいうことを聞かないと、「あ、反抗期だな、丁度そういう年齢だ」と考えてしまう。 親は子供の前に、子供を反抗させまい、素直にしようと見構えてしまう。 子供は反抗期という言葉を教えられて、どの子もこの年頃には親に反抗するものなのであると思って、反抗することを自然の状態であると思うようになった。 「反抗期」という言葉がつくり出した親子の対立の被害は大きい。 私(園頭先生)の五人の子供は、みな反抗期はなかった。 子供が自立心を持つようにいつも心掛けてきたから、子供は自由に伸びのび明るく育った。 子供も光の子であるから、常に明るく自由に伸びようとする。 それを親が押さえるから反抗するのである。 だから反抗するのは、子供が伸びようとする心の現われであるから、それは良い事なのである。 正法誌NO20号より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.12.28 13:36:22
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