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高橋信次先生に学ぶ

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2007.10.27
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○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


      ≪今よみがえる高橋信次先生の教え≫


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


━━━━━━━━━━━23号(07.10.27)━━━━━━━━━━━━





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


■ついに開かれた悟りへの道

 
そんな或る日、高橋先生は私達に向かって藪から棒に、
「お坊さん、僕は悟りを開いたんだ」

と申された。

そして

「それは七月の十二日です。
今生のことや前世のことも、末世のことも、なんでも分かるんだ。
悟りは素精らしいものだ」


と、おだやかでおちつきのある声で申された。
 
私の心に疑いはなく、すんなりと心に入ったのである。


遂に探し求めていた偉大なる悟りが眼前で実現した。


今まで真実の悟りに逢ったことは私ばかりか、
他のいかなる人々も今生では聞いたことがない。

その悟りへの道筋に一累の光明と、
それを切り開く導師を仰ぐことが出来た。


その慶びが、あの羅針盤についていたパンフレット発見の時の
喜びに繋がったのであることも分かった。

 
その時、先生は生死の問題に対する予知予言はあの世もこの世も
禁句であることも教えて下さった。


先生の悟りの顛末は著書「心の発見」に明記されている。

 
私が四十五歳の時の断念とも諦めともつかぬ迷盲の曇りは、
掃いのけられた心持がした。

あとはただ己の実践に待つのみであることを心に秘めて精進すればよいのであった。

 
私の心に無限にこの希望が耀くのを覚えた。

前途の苦難を忘れてこの歓喜に浸ることが出来た。

 
半月程して先生の宅を訪れた。
今度は悟りについての道を修めることにお話は変ったのである。

 
今まで諸宗の名僧、智識に依って真実路は杳として開かなかったが、
これで「正法」を得ることが出来た。




「調和への道」
心の存在を自覚するために

村上宥快 著 より




■コメント


波動測定を通じて、色々な相談があります。
その中で、あまり触れたくないのが、

結婚が出来るか
子供が出来るかどうか
そして、いつ死ぬか

という事です。

こればかりは、人知を超えた部分の働きが強いので、分かっても、
伝えたくないのですが・・・


その中でも、やはりタブーは生死の問題でしょう。


しかし、切羽詰ってどうしても、聞かれることがあります。
その事には状況的に、答えなければならないこともあります。


あまり後味のよいものでもありませんし・・・


しかし、すでに教えに反していますね。
僕は、もうここで失格です・・・。



ところで、こんな事がありました。


それは、今年の春の事でした。

ある方のお母さんの、具合が悪く、いよいよとなって医者に行ったところ、
癌であることが分かったのです。

それも、大分進行してしまっている。

そのお母さんは、もう80代の高齢でした。

親戚との話し合いもあり、その病院に入院をしたのですが、
そこでは施しようがないので、

その病院から、次の病院に紹介状を書いてもらい、病院を移転しました。


そして4月になり、その方から、

「母はあと、どのくらい生きるでしょうか。」
と、深刻な顔をされて、相談に来られました。

こちらも、せめて年は越して欲しいと思っていたのですが、
波動測定をしたら、6月に生命反応が消える!

その方は、「そんなに早いのですか。」と絶句していました。

僕も、これは何かの間違いだ、と心の中では否定したのですが・・・、


そして、5月になりました。

また、その方から相談がありました。

そのお母さんからは、病院にいる事をとても嫌がっているように見えるのですが、
どうしたらよいかと、また相談を受けたのです。

親戚は、ずっと入院させるべきだと、強く言っているらしく、心が板ばさみで、
その方は、ずっと悩んでいました。

お母さんは、すでにあまりものが言えない状態でしたので、
本心は果たしてどうか分からない。

測定を通じて、お母さんの意識をたどってみると、早く家に帰りたい、
という想いが伝わってきました。

どうやら、病院との相性もあまり良くないようでした。

前回と、状況が変化していたのです。


僕は、言いました。

「このままいたら、お母さんはあと一週間もちません。」と。

その方は、親戚の反対を押し切って、僕の言葉を信じ、退院させたのです。


それが、ある日曜日の夜です。

そして、月曜日は、家で過ごしました。

そして、火曜日の夕方、

その方から、嘆きに近い言葉で、突然の電話がありました。

「今、お母さんの呼吸がとまってしまったのです。体が冷たくなっていく・・・」

その晩は、お通夜になってしまいました。


僕のやったこと、伝えたことは、天の世界から見たら、
決して良いことではなかったでしょう。

でも、ここで読まなかったら、お母さんは、
そのまま病院で息を引き取ったはずなのです。

そしてお母さんは、最後は家に帰りたかったはずなのです。


最後に出来る、親孝行、

それは、生活している家に戻して、一晩でもゆっくり過ごし、
寝かせてあげることなのではないでしょうか。

本当に、間一髪でした。

最後に、僕の言葉を信じて、その方は最後の親孝行が出来たものだと、
今でも信じています。


でも、やはり、生死の事は当たっても、

(多少の時期のズレは生じますが)

調べる側もショックです。





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Last updated  2007.10.27 23:02:41
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