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高橋信次先生に学ぶ

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2009.07.05
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カテゴリ:正法誌No37
自分ほど出来の良い、いい妻はいないと思っていたのに夫に裏切られたという人は確かに働き

者という点では立派であったかもしれないが女らしさに欠けていたのである。



男が女遊びをしたり、二号をつくったりすることを世の多くの人は男の甲斐性だといっている

が、世間一般がそう考えていることに便乗して、妻への不満がそういう形になって現われてい

る場合が多いことを、女の人たちはよく考えなければいけないのである。



働き者の気の強い女に養われていた男が、気のやさしい女を求めるということがどういうこと

であるかというと、男はやはり男として女から立てられたいという心を持っているということ

であるし、働き者の収入の多い妻が、たとえ仕事はそのままつづけていても女らしい思いやり

をするようになったときに夫の酒がやみ、夫の便秘が治ったということは女として生まれた

ら、また妻となったら女らしい妻とならなければならないということがどんなに大事であるか

ということを教えるものである。



女の人の中には結婚もせず、子どもも持たず、男と同じような仕事をすることを通して魂の勉

強をするために生まれてきている人がいる。

そういう人は家庭などとどまっている気にはなれないのである。

しかし、そういう人は限られた極く僅かの人である。


そういう特殊な使命と立場にある人の考えを、普通の家庭の主婦にも持ち込もうとするから混

乱が起こるのである。



自分は、男としてどちらかといえば女性的要素が多いという人は、どしどし男らしさを学ぶこ

とであるし、女であって女らしさが少なくどこか男っぽく男に負けまいとする心の起こる人

は、女らしさ、女らしくあることを学ぶことである。



そうすると、それまで行き詰っていた運命も突然開けてゆくのである。


このようなことを書くと、女が良くなれば夫もよくなるのであるということにはなるが、正法

がわかったら、たとえ相手がどうあろうとも相手がそうあるから自分がこうなったのであると

いうことでなく、相手は相手として充分に相手を生かしながら、自分は自分で自分を大きく豊

かに広く魂を向上させていくことができるのである。



自分がそうなることによって相手もまた自然に変わっていくのである。

相手がそうあるからといって自分の心に歪をつくり苦しみをつくり出す人は、まだ心の大事さ

がわかっていないのである。



だが、現在の日本の宗教指導者達は女が女らしくなく、妻が妻らしくない結果、その夫が間違

った行為に走った場合、その妻だけに反省を求めてその夫を反省させることはしない。


正法誌N037号
1981年 9月号より抜粋




悩み、苦しみ、迷い…誰にも頼らず、自分ひとりで解決できる『反省・内観』。心にかかった雲を取り去って、新しい自分に生まれ変われる方法として注目を集める『内観』と『反省』を誰もが自宅で実践できるよう、著者自らの経験を踏まえながらやさしく解説した『反省・内観』の入門書。








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Last updated  2009.07.05 17:54:02
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