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カテゴリ:正法誌No39
人間の心は現在意識(表面の心)と潜在意識(奥底の心)とに分かれている。
表面ではどんなに立派に見えていても、心の奥底で相手を憎んだり恨んだり、また、相手が不 幸になることを望んだり、あるいは「あいつをころしてやろうか」とか「あいつがしねばい い」とか、いろいろと思う場合がある。 四国で、精神病院を何回も出たり入ったりしていた息子が、斧で親や兄弟を殺したという事件 もあった。 精神病者は、その本人の意識が暗くなっているところへ自縛霊、地獄霊が憑依しているのであ る。 精神病者だからといって四六時中、霊が憑依しているわけではない。 憑依している霊がはなれた時はおとなしくなり、短い時間であっても正常に返る時があるので ある。 自縛霊、地獄霊は自分が攻撃的な心、破壊的な心、相手が不幸になることを喜ぶ心、あるい は、自分が攻撃されるのではないか等と不調和な心を持っているから、たとえその家族が日頃 いい人達であっても、その精神病者に対して口では言わなくても「この息子には困ったもの だ、早く死んでくれればいいのに」とか「殺してやりたいぐらいだ」と潜在意識(心の奥底) で思うと、本人の意識はそれを感じなくても、憑いている憑依霊がその殺意を敏感に感じて 「おいおい、お前は殺されるかも知れんぞ」と耳元でささやくのである。 誰でも自分が殺されるとなると死にたくないから、自分を守るために無意識のうちに防禦的な 気持ちではあるが、動作は攻撃的になって飛びかかって行って殺すつもりはなくとも、結果的 には殺すということになってしまうのである。 地獄霊は『お前はあいつを殺さんとお前が殺されるぞ」とささやくから、自分を守るためにそ うするのであるから、殺人を犯した後で本人がいうのは決まって「自分は殺すつもりはなかっ た」というのである。 正法誌N039号 1981年 11月号より抜粋 悩み多い日常生活を心豊かに、明るく、のびのびとおくるための智慧がいっぱいつまっています!静かな感動を呼ぶ話題のシリーズ第5弾。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.28 21:47:48
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