|
カテゴリ:正法誌No40
C・ハーデー両博士がシカゴの子供達三八三人について行った調査では、ミルクで
育った子供よりも、母乳で育った子供の方が肉体的にも知的方面でもすぐれてい る。 乳児は少なくとも十二ヶ月間は母乳で育てられるべきである。 早く離乳させられた子供は成人になってから生殖作用やある種の病気に対して抵 抗力が弱い。 生後六カ月目頃から乳の代わりに固形食を 少しづつ与えて、固形食が乳の代わりをするようになった段階で離乳する方がよ いと言っている。 ニュージーランドの牛革商人は、母牛の乳で育った仔牛の皮はムラがなく、なめ らかでキメが細かいが、人口乳で育てられた仔牛の皮はザラザラしてムラがある からすぐわかるといっているという。 園頭先生は母が妹や弟達を育てたときのことをよく記憶しているが、歯が一本生 えてきたら、もう固形物を与えてよいということなのだといってご飯を一粒食べ させ、味噌汁を匙で飲ませていた。 歯が二本になると、ご飯粒を二粒から五粒位食べさせていた。 T博士の歯の治療は素晴らしかった。 お陰で歯の心配はなくなってきた。 T博士のところには中国や韓国の若い歯科医達も研究に来ているという。 一時アメリカでは、泣いた時は赤ん坊を抱き上げないこと、時間を決めて乳を与 えてあまりしばしば手をふれて甘やかさないこと、母乳でも人工栄養でもどっち でも同じで、とにかく栄養をあたえればいいのであるという育児法が流行した。 その結果、弱い子供が育つようになった。 それでその反対に、子供が元気に育つためには、手をふれること、抱いて歩くこ と、愛撫して抱きしめること、ミルクを飲ませる時でも甘い言葉をかけてやるこ とといった指導をする医者が出てきて、それまで小児の死亡率が三十~三十五% だったのが十%以下に減ってきた。 抱いたり愛撫したりすることによって母親や大人達の思考や感情が伝わってい く。 母親との人間的な伝達関係がうまくゆかないと、大人になって高血圧体質になっ たり、消化器官に影響して、潰瘍や大腸炎などをやり、また心因性の心臓血管の 病気になり、呼吸器系ではぜんそくという形になり、また、いろいろな皮膚疾患 をひきおこすという発表をしている医者もいる。 正法誌N040号 1981年 12月号より抜粋 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 今、子どもたちに対する「心の教育」の必要性がさかんに唱えられている。あなたは、子どもたちに「心の教育」ができますか。 【目次】(「BOOK」データベースより) 1 子どもの非行の原因は大人にある/2 文部大臣の緊急アピールを読んで/3 ほんとうの「心の教育」/4 未来を創る「心の教育」/5 「心の教育」ひとくち言魂
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.27 20:14:28
コメント(0) | コメントを書く |