|
カテゴリ:日本ビール検定“びあけん”
問031:
オランダ国内に卜ラピストビールの製造を許されている修道院は何か所あるか、次の選択肢より適切なものを選べ。 1.1か所 2.2か所 3.3か所 4.4か所 問032: ビールの発酵に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.酵母は酸素があるときは呼吸し、酸素がないときは発酵を行う 2.発酵とは酵母の働きにより、タンパク質をアルコールと二酸化炭素に分解する作用である 3.ビール酵母は発酵性が強く、パン酵母は呼吸性が強い 4.ビールの熟成・貯酒を後発酵ともいう 問033: ビールの原料として使われるホップはつる性の多年生植物の一種であるが、ホップは何科に属する植物であるか、次の選択肢より適切なものを選べ。 1.アサ科 2.シソ科 3.セリ科 4.ウリ科 問034: ビールの仕込工程における麦汁ろ過に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.スムーズなろ過を行うためには糖化工程の際、極力強めに攪拌したほうがよい 2.麦の穀皮をろ過材として使う 3.ろ過を遅くする原因物質は、麦芽の胚乳の細胞壁や細胞間物質に由来するグルカンなどの多糖類である 4.第二麦汁は、第一麦汁に比べ、アミノ酸や糖が少なくなるためpH値が高くなる 問035~037: 次の図は日本の地ビール会社の所在地を示したものである。図を参照して次の問題に答えよ。 [問035] ★が示している地ビール会社名を次の選択肢より選べ。 1.鬼伝説 2.大沼ビール 3.オホーツクビール 4.すすきの地ビール [問036] ★が示している地ビール会社名を次の選択肢より選べ。 1.サンクトガーレン 2.あくらビール 3.那須高原ビール 4.赤坂地ビール [問037] ★が示している地ビール会社名を次の選択肢より選べ。 1.火の国ビール 2.ちょんまげビール 3.霧の国ブルワリー 4.オークラブルワリー 問038: 1722年、イギリスで数種類のエールをあらかじめ工場で混ぜ合わせたエンタイアというエールを販売したところ好評となった。このエールは後に何と呼ばれるようになったか、次の選択肢より選べ。 1.ペールエール 2.ブラウンエール 3.ドッペルボック 4.ポーター 問039~040: 低温殺菌法に関する次の文章を読んで答えよ。 【文章】 発酵や腐敗が微生物によって起こされることを解明したのは( A )である。1865年、彼は微生物の働きを止めることで( B )の変質を防ぐ低温殺菌法を発明した。 [問039] Aに入るものを次の選択肢より選べ。 1.カール・フォン・リンデ 2.エミール・クリスチャン・ハンゼン 3.ジェームス・バーバーストック 4.ルイ・パスツール [問040] Bに入るものを次の選択肢より選べ。 1.ビール 2.牛乳 3.チーズ 4.ワイン 問041: 日本の酒税法において「ビール」のアルコールは何度未満と定められているか、次の選択肢より適切なものを選べ。 1.10度 2.12度 3.15度 4.20度 問042~043: ビールの醸造におけるホップの役割に関する次の文章を読んで答えよ。 【文章】 ホップはビールに苦味と香りを与えるほかにも品質に大きな影響を及ぼす。イソアルファ酸は麦芽由来の( A )とともにビールの泡の形成や泡持ちにも影響する。また、ホップに含まれる( B )には( A )と結合して沈殿することでビールを清澄化する作用もある。 [問042] Aに入るものを次の選択肢より選べ。 1.デンプン 2.タンパク質 3.アルコール 4.炭酸ガス [問043] Bに入るものを次の選択肢より選べ。 1.脂肪分 2.ポリフェノール 3.エステル 4.ピルビン酸 問044: 日本における発売当初の缶ビールの缶の仕様として正しい組み合わせを次の選択肢より選べ。 1.2ピース缶・スチール製 2.3ピース缶・スチール製 3.2ピース缶・アルミ製 4.3ピース缶・アルミ製 問045: 標準的な下面発酵ビールの貯酒期間として最も適切なものを次の選択肢より選べ。 1.約1週間 2.約1ヶ月 3.約3ヶ月 4.約5ヶ月 問046: ボヘミアのピルゼン市でビールの品質改善のため、下面発酵ビールを導入するなど、ピルスナービールの誕生に関わったビール醸造技師の名前を次の選択肢より選べ。 1.ジェームス・ワルカー 2.ヨーゼフ・グロル 3.カール・フォン・リンデ 4.ジェームス・バーバーストック 問047: 大麦から麦芽をつくる工程を製麦工程という。製麦工程における焙燥の温度管理に関する説明として適切なものを、次の選択肢より選べ。 1.約50℃から徐々に温度を上げ、80℃を超えたところで止める 2.約30℃から徐々に温度を上げ、60℃を超えたところで止める 3.約20℃から徐々に温度を上げ、50℃を超えたところで止める 4.約70℃から徐々に温度を上げ、100℃を超えたところで止める 問048: 世界で最初に缶ビールが発売された国を次の選択肢より選べ。 1.ドイツ 2.イギリス 3.オランダ 4.アメリカ 問049~050: トラピストビールに関する次の文章を読んで答えよ。 【文章】 トラピストビールとはトラピスト修道会がつくる( A )タイプのびん内熟成エールで、1930年代まではどこの修道院でも醸造していた。1950年代になると修道院以外の醸造所がトラピストビールをまねて売り出すようになったが、( B )にトラピストビールの呼称を法的に保護することが認められるようになった。 [問049] Aに入るものを次の選択肢より選べ。 1.下面発酵 2.自然発酵 3.上面発酵 4.乳酸発酵 [問050] Bに入るものを次の選択肢より選べ。 1.1957年 2.1962年 3.1967年 4.1972年 問051: ビール大手4社の商品を発売年の古い順に正しく並べたものを次の選択肢より選べ。 1.サッポロ黒ラベル→アサヒスーパードライ→サントリーモルツ→キリン一番搾り 2.サッポロ黒ラベル→サントリーモルツ→アサヒスーパードライ→キリン一番搾り 3.サッポロ黒ラベル→サントリーモルツ→キリン一番搾り→アサヒスーパードライ 4.サッポロ黒ラベル→アサヒスーパードライ→キリン一番搾り→サントリーモルツ 問052: ビールの製造における後発酵の説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.ビールにとって好ましくないにおいが徐々に減少する 2.ビール中に炭酸ガスが溶解される 3.ビールを清澄させる 4.発酵は一切進まない 問053: ビールの製造においては温度管理が重要である。仕込工程における「50℃保持」に関する説明として適切なものを次の選択肢より選べ。 1.50℃を「糖化温度」と呼ぶ 2.タンパク質をアミノ酸やペプチドに分解する 3.全ての酵素を失活させる 4.「タンパク休止」といい、プロテアーゼの働きを止める 問054: 現在の日本では家庭で飲まれる大半のビールが缶ビールとなった。日本で最初に缶ビールが発売された年を次の選択肢より選べ。 1.1958年(昭和33年) 2.1961年(昭和36年) 3.1964年(昭和39年) 4.1967年(昭和42年) 問055: ビールの醸造には様々な酵素の働きが関係している。「アミラーゼ」という酵素に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.大麦から麦芽をつくる過程で、生成される 2.とうもろこしなど、副原料のでんぷん質は分解しない 3.でんぷんを糖に分解する酵素である 4.温度により活性が異なる 問056: 産業革命による技術革新はビールの生産規模拡大に大きく貢献した。「近代ビールの三大発明」の組み合わせとして正しいものを次の選択肢より選べ。 1.「冷凍機」「低温殺菌法」「酵母純粋培養法」 2.「冷凍機」「蒸気機関」「酵母純粋培養法」 3.「蒸気機関」「低温殺菌法」「酵母純粋培養法」 4.「蒸気機関」「低温殺菌法」「冷凍機」 問057: ビールの劣化に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.ビールの老化の原因はビール中の成分の酸化である 2.ビールは高温にさらされると、味の調和が崩れ、香味変化を生じる場合がある 3.ビールびんが茶色や緑色であるのは、日光臭発生の原因となる特定の光をある程度遮断するためである 4.オフフレーバーの原因物質としてジアセチルがあるが、これは「とうもろこし」のようなにおいである 問058: ビールの色に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.ビールの色は主に麦芽から、一部はホップに由来するものから決まるが、醸造用水の硬度も影響することがある 2.淡色ビールが褐色ないし赤色調を帯びることがあるが、品質には全く問題がない 3.一般的にビールが酸化によって品質劣化した場合、色調は赤方向に変化する 4.仕込用水のpHが高いとポリフェノールの溶出が多くなり、ビールの色調は赤みを帯びる 問059: 日本人の4割は、お酒を飲んだときに不快な症状を引き起こす原因であるアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱いか、または、全くないといわれている。その酵素を次の選択肢より選べ。 1.DHA 2.ATP 3.ADH 4.ALDH2 問060: ビールの古代史として誤っているものを次の選択肢より選べ。 1.シュメール人のつくったビールは「シカル」と呼ばれていた 2.エジプトでは発酵させたパンからビールがつくられていた 3.紀元前のイベリア半島のビールはセリアやセレヴィジアと呼ばれ、ビール酵母の学名の由来となった 4.古代ゲルマン人はビールの醸造にホップを使っていた 問061: 日本でビール醸造が始まった当初はビールびんも輸入していたが、それは非常に高価なものであった。次の選択より、日本で最初にビールびんを製造した会社を選べ。 1.品川硝子製造所 2.東京硝子製造所 3.恵比寿硝子製造所 4.銀座硝子製造所 問062: ビールに限らず酒類は主に酵母の働きによるアルコール発酵を利用して製造される。次の選択肢より、アルコール発酵の化学式として適切なものを選べ。 1.CH3OH + CO → CH3COOH 2.C6H1206 → 2C2H5OH + 2CO2 3.C2H5OH + O2 → CH3COOH + H2O 4.C6H1206 → 3CH3COOH 問063: びんビールの普及については王冠の発明が密接に関わっている。次の選択肢より、「王冠の発明年」と「王冠の発明者」の組み合わせとして正しいものを選べ。 1.1892年=オーエンス 2.1892年=ペインター 3.1903年=オーエンス 4.1903年=ペインター 問064: 図は大麦穀粒の縦断面である。A、Bが示している部分を表す言葉の組み合わせで、適切なものを次の選択肢より選べ。 1.A:胚 B:胚乳 2.A:胚乳 B:胚 3.A:胚 B:糊粉層 4.A:胚乳 B:糊粉層 (第1回日本ビール検定2級試験 全問掲載!(下) に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本ビール検定“びあけん”] カテゴリの最新記事
>ヤスーさん
はじめまして。東ヰンドの奇跡の賢者と申します。 びあけん記事に関心をもっていただいてありがとうございます。 今年、2級を受けられるんですね。 予想以上に難しく感じると思いますが、ぜひ頑張ってほしいです。 残念ながら、昨年のびあけん2級問題に関しては、 すぐには解説をUPする予定はありませんが http://higashiindo.soregashi.com/ に記載している メールアドレスまでメールをお送りいただければ 昨年、びあけん公式サイトにUPされていた2級の解答をお送りいたします。 下記URLにて3級・2級とも昨年の試験問題などを一括掲載していますので、 ぜひこちらにもアクセスしてみて下さい。 http://higashiindo.soregashi.com/biaken_top.html また、東ヰンドの奇妙なブログは8月上旬より場所を移して邁進しております。 ビール関連の話題も引き続き地味に綴っておりますので、また来ていただけたら嬉しいです。 http://higashiindo.blog.shinobi.jp/ (2013.08.31 02:22:19)
こんにちは!
私も今年2級に挑戦しようと思い、過去問を探し、こちらに 辿り着きました。3級の解説を見て素晴らしいサイトだと思いました。 2級の解説がまだとのことですが解答だけでも見たいので 別途メールさせていただきます。よろしくお願いします! (2013.09.01 14:33:45)
>タクヤさん
はじめまして。東ヰンドの奇跡の賢者と申します。 びあけん記事に関心をもっていただいてありがとうございます。 2級挑戦、応援いたしますよ。 先ほどメールを返信させていただきましたので、ご確認下さい。 (2013.09.01 21:07:19)
|