テーマ:北海道新幹線が開業(33)
カテゴリ:社会・生活
去る3月26日に華々しく開通した北海道新幹線ですが、当初心配されたとおり乗車率がよろしくないようです。 北海道の函館まで伸びた新幹線ですが、札幌まで延伸されるのは2030年とのことで、ずいぶんと先の話です。 ビジネスマンは函館ではなく、札幌のほうに用があると思われるので、新幹線が札幌まで伸びないと乗車率は改善しないと思われます。 つまり、現時点で新幹線を利用して札幌まで行こうとすると終点の新函館北斗駅(函館駅ではない!)で下車して、そこで乗り換えて札幌駅まで行くということになります。 飛行機で札幌に行く場合も、ちょっと面倒なのですが、というのも新千歳空港まで飛び、そこからJRに乗って札幌まで行くことになっているからです。 どちらにしても途中での乗り換えが必要で、札幌に直接行くことは出来ませんが、現時点では飛行機を利用したほうが楽なようです。 つまり、ビジネスマンの利用がそれほど見込めないとなると、観光客を誘致するしかないのですが、観光客といっても、そんなに頻繁に北海道新幹線を利用するわけではないでしょうから採算は厳しいですね。 観光客といえば、北海道新幹線の開業に伴い廃止された寝台特急「カシオペア」が臨時列車として復活するそうです。 カシオペアで東北や北海道を周遊する旅を企画しているそうで、お値段は20~40万円とのこと、熟年世代にとっては、やたら早い新幹線よりも、ゆったりと景色を眺めながらの旅のほうが好まれるようですね。 ということであれば、北海道新幹線の観光面での採算向上は難しく、できるだけ早く札幌まで開通させてビジネスマンに利用してもらうほかなさそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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