カテゴリ:政治・経済
天皇陛下の生前退位という突然の大ニュースで、やや片隅に追いやられた感がありますが、7月31日に投票が行われる東京都知事選挙が14日に告示されました。 この選挙では、自民党・公明党などが推薦する増田寛也氏、民進・共産・社民などが推薦する鳥越俊太郎氏、それに小池百合子氏の争いとみられています。 増田氏は岩手県知事や自民党の総務相などを歴任した人だそうで、鳥越俊太郎氏は有名なジャーナリストです。また、小池百合子氏は自民党で防衛大臣や総務会長などを歴任しています。 なお、自民党の東京都連が増田氏を推薦したため、小池百合子氏は推薦を得られずに出馬することになり、いわゆる与党が分裂した形になっています。 さて、この都知事選では、タレントの石田純一氏が出馬に意欲を見せるということがありましたが、結局、出馬しませんでした。この人は一体、なんだったのかと思います。 また、立候補予定者の中では、過去に立候補したことがあって、多重債務や消費者金融などを手掛けている弁護士の宇都宮健児氏が有力候補かと思っていましたが、鳥越氏が立候補することになって出馬を取りやめました。 そのほかにもアイドルグループ嵐の桜井君のお父さんや民進党の蓮舫氏など、いろんな人が取りざたされました。 ところで、立候補者の有力3者ですが、増田氏についてはどんな人なのかよく分かりません。 また、鳥越氏は76歳と年齢的に高いし、この人は癌を患っているはずで健康に不安があります。 なお、小池氏は、そもそも所属する自民党内で浮き上がってしまっているという印象があります。 3人ともこれといって決め手がないように思われるのですが、今回の都知事選が人気投票という側面を強めるのであれば、ネームバリューがある鳥越氏が有利かもしれません。 ただ自民・公明が多数派を占める都議会で民進党が推薦する鳥越氏が上手くやっていけるかどうかも不安です。 となると、自民党系の候補者が当選したほうが、東京都にとっては良いのではないか、とも考えられます。 であれば、自民・公明が推薦する増田氏と衆議院議員という職をなげうって、自民党の推薦を得ることができず逆境の中で出馬した小池氏との争いとなるのか・・・ ちなみに、日本人は弱い方に味方するので、増田氏と小池氏の戦いとなると、自民党から推薦されなかった小池氏のほうが同情票を集めるような気もします。 いずれにしろ、東京都が抱える福祉、防災、五輪などの諸問題について、3人がどのように考えているのかじっくり比べてみたいと思います。
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