テーマ:政治について(19786)
カテゴリ:政治・経済
数年前に養老孟司さんが書いた「バカの壁」という書籍が大ヒットしたことがありました。
その「バカの壁」に対抗しようとしたわけではないのでしょうが、アメリカの大統領が「バカな壁」を建設することにして、その大統領令に署名をしたそうです。 つまり、アメリカのトランプ大統領は、メキシコとの国境に壁を造ることにしたそうです。この壁を造るということは、トランプ大統領が選挙中に公約したものですが、実際に壁を造ることになるとは思いませんでした。 すなわち、メキシコから不法に流入した移民が、アメリカでの職を奪い、アメリカ国民に苦労をさせているということで、それなら国境に壁を造って国境を越えられないようにしようとするもののようです。 いかにも短絡的な発想で、壁を造って物理的に国境を封鎖することで不法移民の流入を防げるのかどうか・・・ そんなことをしても人はバカじゃないから、壁があるなら、壁のないところ(たとえば海・・)からアメリカに入って来るでしょうね。 壁を造るよりも、どうしてメキシコ人が流入してくるのか、その原因を突き止めて解決策を考えるのが政治家というものだと思いますが、このトランプという人は政治がよく分かっていないようです。 なお、トランプ大統領はメキシコとの国境に造る壁の費用をメキシコに払わせると言っていますが、メキシコの大統領はこれを拒否しています。 このメキシコの大統領の判断は至極真っ当なもので、自分で勝手に造っておいて、その費用を相手国に払わせるなどということをまともに考えているほうがおかしいです。 こんな変なことを大真面目に論じているトランプさんですが、そのトランプさんが日本に対してどんな理不尽なことを言いだすのか・・・と考えるといささか不安です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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