LAW&ORDER/ ロウ&オーダーでお正月
この年末年始は、LAW&ORDERずくしでした。昨年秋よりスカパーで放映されている海外ドラマ(アメリカ)です。ドラマの前半が警察・刑事もの、後半が、前半で逮捕した被告を裁く検察・裁判ものという構成です。アメリカの司法制度、特に司法取引や陪審制など、日本にはないテイストがあります。また、俳優の演技、演出も、やはり日本のテレビドラマや映画とは段違いです。特に最終弁論では、陪審員に対するジャック・マッコイ検事補と相手役弁護士の双方の演技に圧倒されます。アメリカの陪審制は、O.J.シンプソンや白人警官の黒人への暴行など、問題事例が世界的な話題にもなります。日本の裁判員制への批判としても例示されていると思います。ですが、個人的には、「市民を裁くのは市民であって、お上ではない」とするアメリカの姿勢には共感します。普段はお上に頼りっぱなしのあげく、何か問題があればお上のせいにしてばかりのどこかの国の人たちとは違う。市民、警察、検察、裁判長、弁護士、容疑者・被告・・・様々な立場の人たちが緊張感を持って、義務(責任)を果たし、権利を守り、正義を追求するところを見せてくれる骨太のドラマだと思います。 とりわけ、マッコイ検事補(シーズン18からは地方検事)の、政治や宗教など事件が持つ様々な背景に踊らされることなく、法と正義を追求する姿は、私自身の社会人としての戒めにさえなります。 ところで、この番組は、長年待望してきたドラマです。以前、ホミサイドというアメリカの刑事ドラマをよく見ていて、このドラマがLAW&ORDERと関連が深いこともあり、高い関心を持っていました。LAW&ORDERの放映を機に、ホミサイドの再放送をしてくれないかなぁ。ちなみにwikipediaによれば、シーズン15,16でデニス・ファリナ氏が演じた刑事、「フォンタナ」という名は、ホミサイドのプロデューサーで、LAW&ORDERのディック・ウォルフ プロデューサーの友人、トム・フォンタナにちなんだとのこと。