カテゴリ:人
Tuesday, July 7, 2020 午前4時半起床。終日雨。纏まった雨量になりました。 朝ご飯の副菜はカラフトシシャモでした。ノルウェー産。これ、つまみやご飯のおかずに持って来いです。シシャモはシシャモでも、釧路に暮らすブロ友・亮さんの送ってくれるそれとは異なります。両者ともキュウリウオ科ですが、分類上、属以下が異なります。方やシシャモ属。今朝食べたのはカラフトシシャモ属です。下世話な話ですが、値段は北海道産がノルウェー産の4~5倍します。ということで拙宅は安上がりのカラフトシシャモ。 ![]() 但し、胡瓜は自前の贅沢です。このみずみずしさ、如何です?妻が昨夜、青紫蘇を刻み込んで浅漬けの素につけ込んでくれました。ホリホリ感が堪りません。 ![]() 午前、保険証を紛失したという父に代わり、市役所へ再発行の手続きに行きました。 そこで知人に遇いました。一人はNさん。久しぶりでした。大分県の酔散振興担当職員でした。実家を継ぐため、若くして退職。それ以来でした。頭が真っ白になっていました。苦労が多いのでしょう、生業の厳しさを口にしました。久闊を叙し、互い、健康でいよう、そう交わして別れました。 2人目はKさん。背の高い美人です。彼女の父親は、私が酔散の営業だった頃、交誼を頂いた小型底曳網の漁師です。彼女、紆余曲折あって、今はビジネスを再構築。魚消費のためのプロジェクトを立ち上げつつあるとか。名刺を出され、支援を請われました。私が出来ることは、鰺のチャチャッだけです。役に立つかどうか。 3人目はWさんです。80を過ぎた男性です。官公庁にブローカーとして顔の売れた強面です。人によってはフィクサー紛いとも。火の粉を被ったり泣きを見た人を知っています。お元気ですかと挨拶したら 「毎日、暴れちょる。空元気だけどな。あと10年は頑張るさ」 心の中で、10年元気はいいけれど、もう頑張らなくていいですよ、そう言って見送りました。 写真はコロナ禍と雨のせい、閑散の市役所1Fロビーです。後期高齢者医療の保険証、待たずにすんなり、でした。 ![]() とって返し、父へ届けました。雨の中、西瓜畑にでて敷き草の不足を補っている最中でした。風邪をひかねばいいけれど。でも聞く耳は持ちません。本人の好き勝手にさせる方がよいと目を瞑りました。 写真は昼に食べたチャーハンです。トマトとブロッコリーはこれも拙宅菜園産。夏場です。後者の出来はイマイチ。他人様に差し上げる代物ではありません。それでもこの色合い、いい感じの緑です。 ![]() 午後は映画を2本。1本目は「ハドソン川の奇跡」です。バードストライクにエンジン停止、飛行不能となった旅客機が機長の冷静判断でハドソン川に着水、全員助かるという実話を映画化です。監督はクリント・イーストウッド。トム・ハンクス主演です。彼の主演に駄作はありえないという思いで鑑賞。10点満点中7点かな。 ![]() 2本目は「オケ老人!」日本映画です。高校の数学教師(女性)が、暮らす町のオーケストラに入団します。しかし、そこはお年寄りばかりの茶飲みサロン。若い女性が一人混じっても、うまくいくはずありません。加えて同じ町にある別の楽団との柵(いさかい)も相まって困り果てます。紆余曲折の上、サプライズを其処此処に織り込んで最後は大団円となります(オチもありますが)。描かれたオケの技術上達はあり得ない話ですが、それをあり得る話に仕立てています。見る者にとっては悪くない。楽しい映画でした。10点満点中これも7点。 ![]() 雨に今日のランは無し。長風呂。ラジオを聴きながら湯船の中に15分我慢。汗をかきました。プシュッ。夜のお勤めは今日も茄子です。色合いの割りには塩分控えめ。助かります。 ![]() 戻ります。今朝の新聞はエンニオ・モリコーネの訃報でした。荒野の用心棒、死刑台のメロディー、エーゲ海に捧ぐ、マレーナ、ニュー・シネマ・パラダイス、どれもいい感じです。私の一押しは35年ほど前にNHK製作の番組「ルーブル美術館」に使われたLa Califfaという曲です。至宝を前に何を想うか、デボラ・カーのその姿が印象深く残っています。それをYoutubeに見つけました。こちらです。 余談です。私、若い頃、その美術館を訪ねたことがあります。ミロのヴィーナスに触りました。ドラクロアの自由の女神、ダヴィッドのナポレオン戴冠式、ジェリコーのメデュース号の筏・・・。今も目に焼き付いています。中でもヴェロネーゼのカナの婚礼は大きな壁一面を覆う巨大作品、一番印象に残っています。絵画好きはこの折りに始まりました。写真は、荷になるのを承知、そこの売店に求めたレプリカです。古代エジプトのバステト女神像。拙宅居間、アルテックの上に飾ってあります。安物ですが、荒ら家に似合いの代物です。 ![]() 余談が続きます。一昔前のNHKはいい曲を使います。名作「映像の世紀」に使われた音楽もモリコーネと同じく、胸に響いてきます。番組の仕立て、内容をしてのこともあるのでしょう。加古隆氏の作曲です。素晴らしい。こちらです。 更に余談です。映像の世紀は、山根基世アナウンサーのナレーションです。淡々の語らいと声色は、画面に流れる歴史の勝利・輝き・非情・無常と相まって、実によいです。彼女、倍返しで一世風靡のTBS日曜劇場「半沢直樹」のそれも担当です。 今日の一句 銀幕のモリコーネ死す梅雨の空 今日のラン 無し 今日の酒 SAPPOROゴールドスターレギュラー缶缶1 パック酒冷や1合 今日の写真は朝日新聞掲載のモリコーネ訃報記事です。91歳とありました。大戦前、1928年生まれです。調べたら初出の映画音楽作品は1960年。作曲は30を過ぎてからのようです。ウィキに「政治的には穏健な立場ではあるが、一貫して左翼を支持している。支持政党はイタリア社会党」とありました。勝手な想像ですが、レジスタンスだったのだろうか。
![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|