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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

2021.04.21
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カテゴリ:美術館・博物館
アンリ・マティス1910年制作の『ダンス(II)』と『音楽』は、パトロンの自宅の階段装飾として描かれましたスマイル


赤ハート​​​​マティス代表作:ダンスII・音楽​​​​赤ハート

Henri Matisse

​​​​​『ダンス(II)』1910年​

油彩 カンヴァス 260.0cmx391cm

サンクトペテルブルク「エルミタージュ美術館」所蔵。

Henri Matisse
『音楽』1910年​

油彩 カンヴァス 260cmx389.0cm

サンクトペテルブルク「エルミタージュ美術館」所蔵。

アンリ・マティス
​Henri Matisse​

1869年12月31日〜1954年11月3日(84歳没)


1910年(41歳)​『ダンス』​​『音楽』​は、


ロシアのコレクター:シチューキンの


自邸の階段装飾の注文に応じて制作された。


​シチューキン・・・とは?​
(1854年〜1936年)

帝政ロシア時代の実業家、美術コレクター。東方織物の輸入業。

1890年代より、パリの画廊や画家たちと接し、

モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、

マティス(37点)、ピカソ(54点)を収集。

特にマティスと親交が深かった。



『生きる幸福』1905年〜1906年

この輪郭のテーマは、にすでに描かれており、


二つのテーマは・・・


ともに楽園的な図像と関連しながら、


動と静、


女性と男性といった対照によって対をなし、


ともに青と緑のきわめて単純化された背景に


赤みがかった色彩で人物が描かれている。


​​とりわけ​『ダンス(II)』​では・・・
​​​​​線の際のかすかな白い上向き矢印塗り残しとともに、


濃い赤みがかった肥痩のあるなめらかな輪郭線と、


わずかに抑揚をつけた平塗りの色彩によって、


人物の動きとヴォリュームが巧みに表現されており、


一連の身体表現の探求の一つの到達点を示している。


一方で​『音楽』​には・・・​

​​​​​​​​​​​​
よく見ると描き直しの跡が上向き矢印至る所に見て取れ上向き矢印


黒い輪郭線もところどころ上向き矢印とぎれとぎれ上向き矢印である。


製作中のカメラ写真によると・・・


当初は、もっと人物相互のまとまりがあり、


花や犬を伴う逸話的な構成だった。


しかし描き直しの跡をはらんだ最終画面には、


単純化とともに中心を持たず、


画面全体に広がる緊密な均衡がもたらされ、


互いに孤立して音符音符をなすかのように配置された人物は、


ともに正面を向いて静かに歌い音符奏でている音符


「装飾的」であることは・・・


20世紀の前衛によって否定されることになるが、


世紀末から、1910年前後にかけて、


なお多くの画家が装飾画を目指した。


二つの主題自体は装飾のテーマとして珍しくなかったが、


いわば原初的と言えるほどに


単純化されたその構成と色彩は、


伝統を根本から転換するに充分であった。



マティスは、制作時期の対話で・・・


訪問者に活力を与える​「ダンス」​の主題と、


注意を集中している人物たちのいる​「音楽」​


の光景について語っている。


シチューキンが本作を注文する少し前、


やはり、ロシアのコレクターであった​モロゾフ​は、


モーリス・ドニに装飾画『プシュケ物語』を注文していた。


ドニの物語的な画面に対して、


神話的なイメージから物語的な要素を排除した『生きる幸福』


輪舞のモティーフを発展させた​『ダンス』​や、


対をなす​『音楽』​において、


マティスは・・・


​さらに徹底して逸話的な要素を排除し、​


​単純化した画面を構成する。​


​『ダンスII』​には、先行するヴァリェーションが知られているが、


本作では、


色彩の対比や肥痩のある線がより力強くなり、


恍惚として踊る身体の躍動感や緊張はさらに高められている。


(参考資料:東京美術もっと知りたいマティスより)
(写真撮影:ほしのきらり。)



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最終更新日  2021.04.21 00:10:09
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