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カテゴリ:美術館・博物館
アンリ・ルソーの風景画の制作方法を語っています。ルソーの絵を買ってくれた人とはどんなお方
Henri Rousseau Jardin du Luxembourg.Monument de Chopin.1909 Luxemburg Garden.Monument to Chopin 『リュクサンブール公園、ショパン記念碑』1909年 サンクトペテルブルク「エルミタージュ美術館」所蔵。 ルソーの『風景画の制作方』とは? 風絵画については、 私は自然を模倣して 小さな習作を描きます。 そしてそれをアトリエで 大きく引き伸ばすのです。 「コメディア」紙のインタビューより ルソーが描いた風景画は・・・ そのほとんどがパリ近郊である。 アンリ・ルソー Henri Rousseau 1844年5月21日〜1910年9月2日(66歳没) 19世紀末〜20世紀初頭に自由な画法で制作。 フランス『素朴派』の代表的な画家。 パリ市の税関吏(ぜいかんり)を務め、 退職後に本格的に画家となる。 『ビセートル近郊ビエーヴル川の岸辺の風景、春』1909年 カンヴァスの木枠に 「ビセートル近郊ビエーヴル川の岸辺の風景、春、1909年2月23日」 の書き込みがある。 画商:ヴォラールが買い取った作品。 画商:ヴォラール・・・とは? アンブロワーズ・ヴォラール Ambroise Vollard 1866年7月3日〜1939年7月21日 19世紀末〜20世紀初頭に フランスで最も重要だった美術商。 有名無名の多くの美術家たち・・・ ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、ポール・ゴーギャン、 フィンセント・ファン・ゴッホ、ジョルジュ・ルオー、 アリスティード・マイヨールら印象派やポスト印象派の 画家に対して物質的・精神的な援助を行い、 個展を開いて世界に知らしてめたことで 特筆される存在である。 彼は、熱心な美術コレクター、 美術書出版者として知られる。 『牛のいる風景-パリ近郊の眺め、バニュー村』1909年 1909年にセルジュ・フェラが購入。 フェラへの手紙で言及されているのは、 この作品であろうとされている。 『牛のいる風景』 あなたからご注文いただいた絵の できあがった額縁を受け取ろうと できるだけのことをしたにも関わらず、 やっと今朝になってそれらを 受け取ることができました。 すぐにお送りします。 あなたはいいと思われるでしょう。 絵によく合っていると思います。 [・・・] 1909年8月11日付 セルジュ・フェラ宛の手紙より セルジュ・フェラ・・・とは? 1881年5月28日モスクワ生まれ 本名=セルゲイ・ヤストレブゾフ伯爵 (ジャステルブゾフ) ロシア人のキュビスムの画家。 1900年、パリに来てブグローに師事。 ピカソとアポリネール に出会い立体派に目覚め アポリネール がセルジュ・フェラと名付ける。 アンリ・ルソーの絵を十数点所持していた。 『アンリ4世埠頭から眺めたサン・ルイ島』1909年 ルソーにぽち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.24 11:48:55
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