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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.10.12
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ダリは、古典絵画=特にベラスケスと西洋文化の宗教的な歴史を研究し独自の世界を作り上げてゆくのですスマイル

時計​​ダリの生涯と作品』その6​​時計

Salvador Dali

Crocifisso,1954

studio per “Corpus Hypercubicus"

Crucifixion,1954

study for “Corpus Hypercubicas"

oil on canvas  40.0cmx30.0cm

ローマ「ヴァチカン美術館」所蔵。

これは多分上向き矢印『三位一体』ですが

右後方にドン・キホーテらしき姿が・・・ほえー

​​​​​​サルバドール・ダリ 
​Salvador Dali​

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

1954年(ダリ=50歳)​ローマ(パラヴィチニ宮)、

ヴェニス、ミラノで大回顧展。成功する。

記者会見の席上、“形面上学的キュビスム”を説し、

“ルネサンス”を目指すと発表。

写真家:フィリップ・アルスマンとの

合作「ダリの口髭」が完成。のちに出版される。

ロベール・デシャルヌとの合作映画

「レース編みの娘とサイの驚くべき物語」

(モンタージュ構成)の撮影開始。

「磔刑(あるいは、超立法形の肉体」の制作にあたり、

エル・エスコリアル宮殿で知られる

建築家:ホアン・デ・エレーラの

「立体図に関する小論」を参考にする。

また、「フェイディアスのイリューサスのサイ的崩壊」の

制作にもかなりの時間を費やす。この頃は、

すっかりサイの角(対数計算上完璧な曲線で構成されている)

に取り付かれている。


1955年(51歳)5月、​ヴァンサンヌ動物園で

フェルメールの「レース編みの娘」を妄想症的・批判的方法で描く。


12月、カリフラワーで飾り立てた

白いロールスロイスで、ソルボンヌ大学に乗り付け

「妄想症的・批判的方法の現象が来的様式」について講演する。

この年は、

『最後の晩餐』(ワシントン・ナショナル・ギャラリーが購入)


『フェルメールのレース編みの娘の妄想症的・批判的習作』を描く。



1956年(52歳)​エル・バルド宮でフランコと対談する。

近代芸術についての論文「古びた近代芸術のコキュたち」を出版。

「アーツ」誌(1956年9月12日号)に掲載された

「ダリは近代芸術を殺すか?」と題する記事の中に、

著者アレン・ジュフロイは次のように書いている。

「サルバドール・ダリの言動やほとんどの作品は、

 少なくとも、近代芸術には規則と限界があると

 考えている人々や、そうした問題に確信を持つ

 つもりもない人々を怒らせ、掻き立て、

 苛立たせる価値は持っている。(・・・)

 25年間、ダリの作品は、いわゆる、

 “絵画”の流れに逆らい、キュビスム、

 抽象芸術、表現主義などの現代様式を

 形造ってきた作品の価値を落とす方法へと

 傾いてきた。(・・・)彼は近代芸術を

 殺そうとする深い欲望を隠すどころか、

 はっきりと宣言する。だが我々は、

 彼が表現してきた、こっけいで

 狂ったような調子に騙されてはならない。

 ダリは大まじめであり、

 1936年にA.ブルトンをして

 絶対的に一級品と言わしめた

 彼のインテリジェンスは、

 "近代芸術”の威信を犠牲にした

 破壊的行動へと向けられてきたのである」。

7月、ベルギーのクノック・ル・ズゥート・カジノで回顧展。

12月、リトグラフの職人シャルル・ソルリエの協力を得て、

モンマルトルの街頭でリトグラフによる連作

「ドン・キホーテ」の1点をサイの角を用いて制作する。

通りすがりの人々、これを驚きの目で見つめる。

この連作の他のリトグラフにはインクをいっぱい混ぜた卵を使用。

この年の作品には・・・

『サイのような鳥肌』『生きている静物』

『スルバランの頭蓋骨』などがある。


1957年(53歳)​パリのジャックマール・アンドレ美術館で

「ドン・キホーテ」をテーマにした連作リトグラフ15点が公開。


1958年(54歳)​この年と翌年、

古典絵画(特にベラスケスの作品)と

西洋文化の宗教的歴史的題材について深く研究する。

また、独自の“視覚”芸術に着手し、

あらゆる種類の視覚的効果と幻覚を熱心に探究。

同時に、ハイゼンベルクの「コスミック・グレー」

について語り始める。

8月8日、モントレジク(スペイン)の

“天使の礼拝堂”で、宗教的儀式にのっとりガラと結婚式ダブルハート

11月、パリ駐在キューバ大使より、

「ドン・キホーテ」の功績に対し、フランス一等勲章を授与される。

12月、カーステアーズ画廊で個展。

この年の作品は・・・

『偉大なる聖ジェームス』『コロンブスの夢』

​(あるいは​​『クリストファー・コロンブスのアメリカ発見』)​

『聖母マリアのいる耳』

『マルガリータ女王の栄光の光と影に囲まれて彼女を描くベラスケス』

など。


1959年(55歳)​ローマ法王ヨハネ23世を謁見。

オリヴィエ・メルランは、「パリ・マッチ」誌

(1959年5月16日号)でこう述べている。

「月初め、ダリはヴァチカン宮殿で法王への謁見を許され、

 最近の大計画を報告した。それは、ギリシア正教会、

 カトリック教会、プロテスタント教会・・・などを

 一つに結ぶ全キリスト教会を象徴する

 大聖堂建設に関するものである。アメリカのサテライト

「ヴァンガード・・・」が示したような、

 地球の真の形を表した、

 地上30センチの高さのなし形のボールの上に

 建てられると言われる。このなし形は、

 ダリにとって、中世のキリスト復活、

 進歩の力、世界公会議の予想図、

 世界の論理統一などの象徴である」。

​​ロンドンとパリでの公演の後、

スキラの協力で評論誌「サイ」の出版を計画。

また、「聖ヨハネの黙示録」の制作にあたり、

壮大な構想を練る。

12月、クリスタル宮で「オヴォシペード」

(乗客一人一人の部屋を持つ窪んだプラスティックの

 球体から成る革命的輸送手段)を発表する。

その後、ペドロ・アントニ・デ・アラルコンの

「三角帽子」に挿絵を描く。


(参考資料:美術出版社、SALVADOR DALIより)
(写真撮影:ほしのきらり)

​​​


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最終更新日  2021.10.12 00:10:09
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