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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

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2022.09.01
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カテゴリ:美術館・博物館
ラファエロの祭壇画の代表作『システィーナの聖母』は、ローマ時代の成熟期の傑作ですスマイル

ラファエロ・サンティ
​Raffaello Santi​

​Madonna Sistina​
マドンナ・システィーナ

『システィーナの聖母』

(シストの聖母)

(サン・シストの聖母)​​

1513年〜1514年頃

カンヴァス 油彩

(ローマ時代)

265.0cmx196.0cm

ドレスデン国立「アルテ・マイスター絵画館」所蔵。


縦長の画面に、

聖母子と洗礼者聖ヨハネを屋外で、

ピラミッド型に表した聖母子画は、

フィレンツェ時代に一つの区切りを迎えた。


ローマで・・・

ラファエロは、

個人の祈祷用の

比較的小型の聖母子画のみならず、

大規模な祭壇画形式の聖母子画も手掛け、

スタイルを一層成熟させていく。

ラファエロ・サンティ
​Raffaello Santi​

(左=36歳時)
1483年4月6日〜1520年4月6日(37歳没)

イタリアのウルビーノ公国に生まれる。

盛期ルネサンスを代表する画家・建築家。

レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ

とともに盛期ルネサンス三大巨匠のひとり。

八頭身で長身のイケメン誰にも好かれた人。

【代表作】

『アテネの学堂』


『システィーナの聖母』

『シストの聖母』

​Madonna Sistina​

マドンナ・システィーナは、

祭壇画の代表作と言えるグッド


個人用の聖母子画の代表が、

『小椅子の聖母』​だと思われる​オーケー


これら二つの作品は・・・

ラファエロの聖母子画の傑作であり、


西洋絵画史でも、

ラファエロの名声の高まりと呼応して、

一種の神話的な価値観を帯びていく。


『シストの聖母』は、

教皇ユリウス二世の時代、

1512年〜1513年頃にかけて描かれた作品である。


ローマで制作された本作は、

北イタリアの都市ピアチェンツァにある

聖堂に運ばれ設置されていたが、


18世紀に、

ザグセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世

(ポーランド王アウグスト三世)の所有となった。


その後、

所有者は返変遷し、

現在ではドレスデンの国立絵画館に所蔵されている。


高さ・・・265,0cm(約2,7メートル)

横幅・・・196,0cm(約2メートル)

めっちゃ〜大型の絵画である。


画面では、

緑色のカーテンが左右に開かれ、

イエスを抱く聖母が立った姿で表されている。


聖母子は、

あたかも光を放ちながら、

雲の上を歩みくもりくもり

こちらに進み出るような表現となっている。


聖母の周囲に満ちた雲にはくもりくもり

天使たちふたご座の顔が密集している。


左右には、

聖人がかしずき、


画面下の中央では、

二人の天使が、

上方を眺めてている。

一人は頬杖をつき、

もう一人は組んだ腕に顎を乗せている、

ややふてくされたような表情の

愛らしい二人の天使は、

単独で抜き出され

グッズなどにも用いられているので、

目にした人も多いのではないだろうか。


画面を左側の聖人に、

教皇ユリウス二世の面影があることから、

本作がユリウス二世の注文で

描かれたことに疑いはないものの、

その制作の詳細な経緯は必ずしも明確ではなかった。


かつては、

ユリウス二世の葬儀の際に展示された絵画

と考えられていたのだが、

その後にこの説は覆され、


現在では、

ピアチェンツァの祭壇画として注文されたという説が、

一般的となっている。


印象的な緑のカーテンは、

フランスの美術史家:ダニエル・アラスの解釈によれば、


エルサレム神殿で、

神を信徒の目から隠す

ヴェールを表しているという。


したがって、

本作のカーテンが開かれた状態は、

神学的な言葉では・・・

 けんげん
「顕現」と呼ばれる、

神が信徒たちの前にいままさに

あらわれ出たところを表しているというのである。


光り輝く聖母子は、

堂々たる姿で、

信徒たちの前にあらわれ、

画面下の二人の天使は、

まるで鑑賞者のように、

それを眺めているのだ。


(写真撮影:ほしのきらり)
(参考文献:
中公新書2614ラファエロ-ルネサンスの天才芸術家より)
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最終更新日  2022.09.01 00:10:12
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