カテゴリ:音楽関連
ぎりぎり間に合いました。
“ひょっとしたらまだ退院できないかもしれないなー” なんて危惧していたのですが… そんな昨日、久しぶりのコンサートに出かけました。 今度はウクレレです。 奏者は “ジェイク・シマブクロ”! 前から一度聴いてみたかったアーティストです。 最初はウクレレ1本のソロでコンサートが維持できるのかしら、とちょっと心配しましたが、現実には何の問題もなくというか、ドラムスとベースを加えて、でもとてもシンプルな構成で十分にエンターテインメントされてしまう事になりました。 会場は大阪・森ノ宮ピロティホールで、客席数1030席のほどよい規模のホールですが、立ち見もたくさん出るくらいの盛況振りでありました。 彼は1976年11月3日生まれのハワイ州ホノルル出身の日系5世で、4歳よりウクレレを始めたとプロフィルにはあった。グループを組んで数々の賞を受賞し2002年にソロアーティストとして活動を開始し、10周年を迎えた今回のコンサートだった。 ジェイク・シマブクロの登場によってこれまでのウクレレの持つ音楽概念が大きく変化していくことになったのです。 演奏レパートリーも、クラシックからジャズ、ロック、ブルースに至るまであらゆるジャンルの音楽を、超絶技巧のテクニックと彼ならではのフィーリングで魅力的なサウンドが紡ぎ出されてゆきます。 実は密かに期待していた楽曲が私にはありました。 それは終盤に演奏されて、私にとっては白眉であったと位置づけられたジョージ・ハリスンの名曲 “ホワイル マイギター ジェントリー ウィープス”! 圧巻でありました。 あともう1曲、アンコールで演奏されたルイ・アームストロングの “ワンダフル ワールド”! これが観客には一番受けていた。 この曲は、ジェイク・シマブクロというアーティストの、サービス精神の旺盛さを大きくアピールするできばえでありました。 日系であるということも大きく作用しているのであると思うのですが、とてもフレンドリーで礼儀正しさがにじみ出ている、久しぶりに気持ちのよいコンサートだった。 ボーカルなしのインストルメンタルは通常ちょっと退屈なものですが、それを感じさせない素晴らしいステージだった。 ウクレレの持つ過去のハワイアン・ミュージックのイメージを、大きく打ち破る衝撃の演奏は、ウクレレの可能性を大きく広げたといえるのです。 昨日見たものは、私がイメージで持っていたウクレレというのんびりした楽器とは、まったく違う別のものだった。あれは決してウクレレではなく、ぜんぜん別の新しい表現力豊かな楽器だとの認識を強く持つことになりました。 というようなことで、退院した翌日すぐにコンサートに出かけるということになりました。 でもまだまだ無茶はいけません。自重自重! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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