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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
<四諦八正道>
四諦とは「四つの真理」であり、苦、集、滅、道のこと。 最重要なのは八正道を歩くという実践なのだとお釈迦さんは説き続けている。 そして、なぜ八正道を歩かねばならないかの理由を明らかにされているものが四諦なのだ。 苦諦・・・人生は苦であるという真理 これは当初から述べてきたとおり、どうしようもないことに直面する、それは苦である。 集諦・・・苦の原因は自我欲望であるという真理 これも述べたとおり、欲望を振り回すことが苦の原因であるということ。 滅諦・・・欲望を滅すれば苦も減するという真理 人生は苦であり、苦の原因が自我欲望となれば、これを消せば苦がなくなるという理論。 これは少し補足が必要か。 「滅する」という「滅」の漢語の原語は二ローダ(nirodha)なのだが、 これはブロックする、さえぎるという意味であり 滅するというよりは自我欲望をさえぎる=出来る限り抑える と訳したほうがいいであろう。 まあ、当然であって、人間大なり小なり欲望はあるわけで、無くすことは不可能。 「煩悩そのものをなくせ!」よりは 「煩悩を(しかるべく抑制して、その働きがでることを)なくせ!」と理解するほうが自然であろう。 道諦・・・その修行は八正道であるという真理 そして欲望を抑え込む修行は八正道にあるという明快であり、 実践難しいお釈迦さんの理論が完成する。 ではここで八正道とはなにか? 続きは次回で・・・ ↑ プログランキングに参加中です、ブッダブッダでクリックにご協力を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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