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斎藤茂太『「辞めたい!でも辞められない」ときに読む本』(じっぴコンパクト新書、2010年)。
最近、また元気本を読むことにした。 飢えている。本からパワーをもらおうと思い、購入。 前回読んだ、斎藤茂太の『「もう疲れた」と思ったときに読む本』の続編であろうか。 同じ発刊元の実業之日本社の新書本である。 参考となったところをピックアップ。 (第1章 「仕事の内容があわない」から辞めたいと思ったとき) ・「自分の内部に抱え込んでいる閉塞感を打破するためには、考え得るありとあらゆることを実行してみることだ。」 ・「もし、あなたが行き詰って気分が落ち込んできたときには、自分の得意なところに戻ってみては、いかがだろうか。…(中略) 自分のできないことばかりに遭遇して自信をなくしてしまったときは、まずできることをやって、自信を取り戻す。」 ・「大人の強さとは、経験という真実がもつ「正直者の強さである」と私はいいたい。…(中略)間違いを隠さず、乗り越えられる人が信頼されるのだ。」 ・「不幸や悩みは、心を鍛える。 心に負担がかかっているときは、きっと、より大きな幸せが入ってくるように、心の許容量を鍛え、増やしている期間なのだととらえてみよう。」 (第2章 「職場になじめない」から辞めたいと思ったとき) ・「隣の人のことよりも、まずは自分自身のことを考えよう。 私がおすすめするのは、時折、頭のなかで自分の将来についてイメージすること。 具体的にノートを書きとめてもいい。」 (第3章 「人間関係がうまくいかない」から辞めたいと思ったとき) ・上手にコミュニケーションをとる秘訣 →「自分に話したいことが十あっても、話すときは五くらいにとどめ、その分、相手の話に耳を傾けることだ。」 ・「ストレートにものをいいがちな人は、もっといろいろ表現を考えることである。 同じことをいうのでも、言い方はさまざまあるはずだ。」 →人間関係で失敗する人は、ただひと言で大事な人間関係を崩壊させる。 そのひと言は、いってはならないひと言、相手の欠点を容赦なく突く言葉。 ・隣近所とのうまいつきあい方 →「つかず離れず、必要なときには相手をほめることだが、自分の子育てや家庭運営にプラスになるから、隣人からはどんなことでも見習って、影響を受けたほうがいいだろう。」 (第4章 「やる気が起こらない」から辞めたいと思ったときは) ・コミュニケーションでもっとも大切なこと →「相手に対する正当な期待」 →期待は必要以上のものであってはいけないし、過少評価であってもいけない。 相手への期待によって相手が刺激を受け、また自分のほうにもその刺激はかえってくる。 ・自分を知る勇気、自分の価値観をしっかりともつこと。 ・問題解決技法 a.問題を具体的に考える。 b.その解決方法を探る。 c.解決方法の長所と短所を考える。 d.実行する。 e.実行した行動を評価する。 (第5章 「もう辞めたい!」と思ったときがチャンス) ・「気分転換」が大切。 →仕事に追いたてられ、職場でのコミュニケーションがうまくいかないといったようなとき。 (第6章 「辞める!」と決めてしまう前にすべき[モタ流]六つのルール) 1.生活リズムのマンネリ化を防ぐ →「もし『マンネリ』を感じたら、何か別のことにトライしてみる」 2.職場以外の新しい人間関係をつくる 3.何か一つ誰にも負けないものをもつ 4.新しい自分を発見する →「とにかく、気分をリフレッシュさせること。そのリフレッシュした気分のなかから、何か新しい自分を見つけ出せるかもしれない。」 5.みんなに好かれる人間になる。 a.『ありがとう』の言葉を忘れない。 b.ブツブツ文句をいわない。 c.清潔を保つ。 d.他の部署や得意先の人とも仲よくする。 e.家族ともうまくつき合う。 .[モタ流]日常生活の心得六カ条 a.人間性を深めてこそ、人生の達人 b.喜びすぎる人は悲しみすぎることになる c.欲望に勝つことで快適人生が得られる →「できるだけ自我を抑えて、心を平静に保ち、荒々しい感情を表に出さないように心がけたい。」 d.よい習慣を身につければ健康も増進する e.食はすべての源である f.精神の充実はゆったりした心から生まれる 今回読んで、「辞める、辞める」と思ったり口にしたくなったりする自分に少しだけ説教された気持ちになる。 思いなおせ、と言われた気になる。 また、「気分転換」が重要であることに気づかされる。 突かず離れず、とか平静な心、ストレートに言わない、などなど 考えさせられる本である。時間をおいてまた読みたい。 2012/4/16記録。 あしま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.08 05:07:04
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