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2021.7.18 大河ドラマ『青天を衝け』第23話「篤太夫と最後の将軍」の徳川慶喜、草なぎ剛の苦悩する姿にグッときました。
特に、大政奉還の決断前に1人囲碁を打ちながら自らに独り言により問いかけをするシーン。 慶喜は「このまま後手に回り戦となれば必ず長州征討のような負け戦となろう。いっそ朝廷に政をお返しするか…」などと考えながら「こういうことを一人で考えねばならぬとはのう」とぼやく。平岡円四郎(堤真一)や渋沢栄一(吉沢 亮)の顔を思い浮かべるところ。映像にはなかったが、原市之進(尾上寛之)も思い浮かべる一人だろう。 平岡や原は慶喜の片腕、帷幄の臣、参謀である。渋沢栄一はそこまでには至らないが、一小隊を任せられる部隊長であった。 仕事や大事なことを考えるときに話し相手がいることが重要なんですよね。 別に、平岡や原みたいなオールマイティーに長けた人物でなくてもよい。渋沢のように何か一つ、商いに長けた人物でもよい。まずお互いに信頼における人物で、かつその課題に一石を投じた話題を作り、考えを新しく作るきっかけにできることは、いるのといないのとだいぶ変わる。 考える時間のかかり方、推敲や客観化のための時間、疲労度、考えを構築し決断するときの自信、責任の重さ、失敗したときの振り返り、などなど、負担のかかり方も異なってくる。 慶喜は大政奉還のような大きい決断時に困っただろうな。一人で考えて決断した負担は尋常ならぬものがあっただろうな。 草なぎ剛の淡々と演じる徳川慶喜に、淡々と演じるだけにその苦労を感じることができました。 お疲れ様。というべきなのか。 次の慶喜がどのように映されるか、楽しみです。 2021.7.31 あしま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.31 12:01:36
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