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2017.12.26
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テーマ:ニュース(99797)
カテゴリ:戦争と平和
小学校、保育園に中傷続く=基地周辺「住むのが悪い」-米ヘリ部品落下・沖縄
米軍普天間飛行場所属の米海兵隊CH53Eヘリコプターの窓が、隣接する普天間第二小学校に落下した事故。「学校は後から造った。同情の余地はない」など誹謗中傷する電話が、同校と市教育委員会に相次いでいる。市教委幹部は「戦争で逃げ惑い、ブルドーザーで自分たちの土地を基地にされた歴史がある。事実を認識してほしい」と話す。
市教委の話では、21日までに寄せられた電話は32件。校長が謝罪に訪れた米海兵隊幹部に対し「学校上空を飛ばないよう回答いただきたい」と要望した後には、東京在住を名乗る男性から「沖縄は基地のおかげで暮らせている。落下物で子どもに何かあっても、お金があるからいいじゃないか」との電話があった。
市によると、同校は1969年に開校。人口過密による土地不足から、やむなく隣接地に建設した。当時は現在ほど普天間の運用は激しくなかったが、同飛行場の機能拡充に伴い、教育環境は悪化していった。
誹謗中傷の電話は、7日に米ヘリの部品が見つかった近くの「緑ケ丘保育園」でも続いている。「ここに住んでいるのが悪い」などとする電話が1日に4、5件寄せられるという。園長は「歴史も知らずに中傷している」と憤る。
県によると、普天間飛行場は複数の集落を強制的に接収し造られた。戦争で避難していた住民らは元の土地に戻ることができず、周辺に住まざるを得なかった。
市教委幹部は「事実誤認も甚だしい。子どもがけがしてもいいと、同じ日本人が言っていると思うと悲しい」と話している。

---

沖縄で、幼稚園、更には小学校でも、上空を飛行中のヘリコプターからの落下物があったと報じられています。幸い、米軍機は、米国本土では住宅地上空を低空飛行することはありません。沖縄でも、基地内の米軍住宅の上空を低空飛行することはありませんが、基地の外の住宅地上空は、平気で低空飛行をすると言われています。

沖縄県知事をはじめ沖縄の人々が怒るのも当然のことなのですが、それに対して、「基地のおかげで暮らせているんだろう」とか、「お金があるからいいじゃないか」とか、挙げ句の果てに「住んでいるのが悪い」とか、はっきり言って異常な言い分です。それを公言すること自体神経を疑いますが、ただ公言するばかりではなく、学校や教育委員会にそのような電話をかけてよこすというのは、どれだけ非常識な人間か、と思わざるをえません。

そもそも、沖縄に最初に住んでいたのは沖縄の人たちであって、米軍ではありません。学校は後から作った、という言い方自体が逆立ちした理屈であって、米軍基地自体が、沖縄の人たちを押しのけて、後から作ったものであることはいうまでもありません。
現在の宜野湾市の前身である宜野湾村の村役場は現在の普天間基地の中、誘導路付近にあります。役場というものは、基本的には集落の中心にあるものです。普天間基地は、それを押しつぶして作られたものです。
普天間基地の南側には県庁所在地の那覇市や浦添市があり、北側には那覇に次いで沖縄で二番目に人口の多い自治体である沖縄市、同じく3番目のうるま市があります。そのような人口密集地を結ぶ中間点、しかも沖縄本島の東西の幅がかなり狭まっている場所に宜野湾市はあり、しかもその大きな部分に普天間基地が居座っているのです。沖縄の南北を結ぶ交通は否応なく基地の近くをとおらざるを得ません。基地の西側の国道58号線も東側の330号線も、基地の至近距離を通っているし、沖縄自動車道も基地から500mも離れていません。そのような立地を考えれば、基地の周囲に人家が立ち並ぶのは当然であり、多くの人が住み、多くの子どもがいれば、その近くに小学校や幼稚園を建てるのも当然のことです。しかも、引用記事によれば小学校の開設は米軍統治時代の1969年のことなのです。
ちなみに、地図を確認すると、普天間基地周辺にある学校や公共施設は普天間第二小学校だけではありません。グーグルマップで確認する限り、宜野湾小学校、宜野湾中学校、沖縄国際大学(かつて、ここに米軍のヘリが墜落しました)も基地の至近距離にあるし、宜野湾市消防本部と宜野湾市役所も同様です。かつての宜野湾村役場が基地の中にあったくらいだから、それは当然のことなのです。

それにしても、同じ日本国民であるはずの沖縄の人たちが、米軍基地の存在によって大変な迷惑をこうむっているにもかかわらず、それに対して「住んでいるのが悪い」などというトンデモな理屈を振りかざして米軍の肩を持ち、被害者を非難する連中のメンタリティは、私の理解を超えるものがありますが、要するに植民地根性ということなのだろうと思います。宗主国である米国様が日本国民である(はずの)沖縄の人たちより大事、というわけです。もしくは、沖縄の人たちを同じ日本人としてみていない、か。どちらにしても、あるいは両方かもしれませんが、「性根が腐っている」という以外の言葉が、私には見つかりません。





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最終更新日  2017.12.26 20:52:24
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Re:骨の髄まで植民地根性(12/26)   Bill McCreary さん
前も同じことをコメントしましたが、これが内地(と、一応ここでは書いておきます)の基地の周辺で同じことが起きたら、こんなことを教育委員会や学校にほざくクズは激減するんじゃないんですかね。どんだけ沖縄を差別しているのよです。少なくとも沖縄国際大学の事故が内地で起きたら、あんな騒ぎでは済まないはず。

私は沖縄独立などというものに賛成する立場ではありませんし、どっちみち沖縄に住民票がないんだから賛成も反対もありませんが、これじゃあすぐとまではいわずとも、十年単位先になったら、沖縄独立を主張する勢力がそれなりの力になる可能性もあるかもとか考えないでもありません。 (2017.12.26 21:53:13)

Re:骨の髄まで植民地根性(12/26)   maki5417 さん
百田みたいのが多いのでしょう。

それにしてもお粗末ですね。
本土でも同じ危険性はあるでしょう。

飛行制限ができないならば、今回の件を契機に移転も考えるべきでしょう。 (2017.12.26 21:56:04)

Re[1]:骨の髄まで植民地根性(12/26)   inti-sol さん
Bill McCrearyさん

>これが内地~の基地の周辺で同じことが起きたら、こんなことを教育委員会や学校にほざくクズは激減するんじゃないんですかね。どんだけ沖縄を差別しているのよです。

そう思います。本土の基地に関しても、こういうことをやるいかれたネトウヨはいるでしょうが、さすがにその数は相当少ないでしょう。彼らに、沖縄を見下すような意識があることは否定しようがありません。そして、それがネトウヨだけの態度ならまだしも、「行動する保守」とかいう連中界隈だけの態度ではとどまらないのではないか、日本人の多く-とまでは言いませんが、少なくはない人たちに、彼らのそういう行動を助長する意識があるのではないか、という疑いを抱かざるを得ません。

私も、沖縄が日本から独立してほしい、独立すべき、なんてこれっぽっちも思いませんし、少なくとも当面のところはそういう動きが具体化することはないでしょう。でも、本土側のそのような意識、そして沖縄に今後も永久的に米軍基地を押し付け続けるならば、それは言外に「沖縄は日本ではない」と言っているに等しいわけで、そんな状態が今後何十年と続いたら果たして、と危惧してしまいます。 (2017.12.27 07:33:03)

Re:骨の髄まで植民地根性(12/26)   なおなお さん
大変ご無沙汰しております。

この小学校は自宅マンションから徒歩数分です。
小学校に対する嫌がらせですが、
いったいどういう神経でそんな行動がとれるのか、安倍政権になってから、人を傷つけることを平気で出来る人間が増えている気がします。
それまでもいたのでしょうが、隠さなくなりましたよね。

心底恐ろしい世の中なってきたと思います。

米軍は「出来るだけ小学校上空は飛ばない」と回答していますが、それは100%不可能です。
すぐに毎日のように上空を飛ぶでしょう。
我が家の中学生の息子でさえ、「無理とわかっていて適当に言ってる」との感想です。

余談ですが、宮澤元総理の本を最近読んだのですが、昔の自民党にはまともな方がいらしたのだなと、今との違いに愕然としました。

では、良いお年をお迎えください。
(2017.12.30 22:26:57)

Re[1]:骨の髄まで植民地根性(12/26)   inti-sol さん
なおなおさん

おっしゃるとおりですね。安倍政権になってからそういう連中が増えたというより、安倍政権でわが世の春とばかりに行動が目立つようになった、ということなのだろうと思います。

確かに、地図で確認すると普天間第二小学校は普天間基地の滑走路の延長線上からわずかに北に外れたところに位置しますから、ヘリコプター以外は上空を飛ばずに離着陸はできないでしょう。もっとも、「真上」ということなら、離陸直後、着陸直前に一切旋回しなければ、飛ばないことは可能ですが、真上でも斜め上でもたいした差はないし、いずれにしても、小学校の真上でないとしても、人口密集地の真上を飛んでいることに違いはありませんから。

>宮澤元総理の本を最近読んだのですが、昔の自民党にはまともな方がいらしたのだな

宮沢氏は東大法学部→大蔵官僚→政界入りという、トップエリート出身なので、周囲の人に対する学歴による差別対応があったようです。なかなかすべての面で聖人君子、などという人はいません。が、相対的に、少なくとも今の安倍などに比べれば、はるかに(人格の面でも能力の面でも)優れた、あるいはマシな人が多かったのは確かでしょう。

そうそう、別の記事にも書きましたが、最近相棒が三線を買ってきまして、相棒よりもむしろ私が弾いています。

よいお年を! (2017.12.31 08:46:34)

Re:骨の髄まで植民地根性(12/26)   Bill McCreary さん
コメントへのコメントすみません。

>宮沢氏は東大法学部→大蔵官僚→政界入りという、トップエリート出身なので、周囲の人に対する学歴による差別対応があったようです。なかなかすべての面で聖人君子、などという人はいません。が、相対的に、少なくとも今の安倍などに比べれば、はるかに(人格の面でも能力の面でも)優れた、あるいはマシな人が多かったのは確かでしょう。

安倍なんかは論外ですが、宮沢氏の大学と職場の後輩である片山さつきなんてねえ(苦笑)、ちょっと想像を絶しますね。彼女が狂った大きな原因は、たぶん小選挙区で惨敗したことにあるのでしょうが、でも参議院の比例でそれなりの高い表で当選しているしねえ(呆れ)。

それで私が思い出すのが、私が何回も紹介している1979年の衆議院外務委員会の外相答弁です。

//kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/087/0110/08705300110013a.html

注目すべきは、石原慎太郎をふくめた与党議員もこの園田答弁にこれといって異議を唱えていないということです。当時のほうが、はるかに国会も役所もすくなくともこの件に関しては、まともだったといわないではいられません。 (2018.01.13 14:44:14)

Re[1]:骨の髄まで植民地根性(12/26)   inti-sol さん
Bill McCrearyさん

>宮沢氏の大学と職場の後輩である片山さつきなんてねえ(苦笑)、ちょっと想像を絶しますね。

まったくそのとおりですよね。ただ

>彼女が狂った大きな原因は、たぶん小選挙区で惨敗したことにあるのでしょうが

多分、あの「狂った」状態が今の自民党の体勢なんだと思います。だって、片山と似たようなことを言っている議員なんて、ゴロゴロいるじゃないですか。だから、多分片山が「狂った」のは、周囲の同僚議員に染まったことと、そういう連中の中では、少し目立とうと少し過激な物言いをしただけ、ということに過ぎないのだと思います。

>石原慎太郎をふくめた与党議員もこの園田答弁にこれといって異議を唱えていないということです。

まあ、石原など腹の中では異議あったでしょうけどね。公言はしなかった。
当時冷戦激しい時代で、「ソ連脅威論」が叫ばれていた時代です。そのソ連と中国は激しく対立していたので、敵の敵は味方、で中国との友好関係は特に大事にしたかった、という事情はあったでしょう。それにしても、硬直的ではない、実に現実的な対応です。何よりも、国会の場でここまではっきりと認めていた「棚上げ合意」を、「そんな合意はありませんでした」とか、よくそんなうそが言えるなと驚くばかりです。
(2018.01.13 19:17:59)


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