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2022.01.05
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音楽の演奏は一人ではできないものです(ピアノなど独奏楽器なら別かも)。だから、フォルクローレに関しては、私は3つのグループに参加しています。山登りは単独行が中心ではありますが、年に何回かは高校同期の山仲間と一緒に山に登ります。
でも、鳥撮影だけは、私に仲間は誰一人いません。他のカメラマンとちょっと立ち話をすることがある程度で、それ以上の連絡も交流も一切ありません。
そんな友達一人もいないバードウォッチャーの私が、鳥撮影界の常識(?)に爆弾を投げ込んでみました。

まずは普通に今月の鳥写真から
1月2日、今年初撮影は葛西臨海公園でした。


ヒメアメツバメが飛んでいました。スピードが速くて、ピントが合わずピンボケ写真しか撮れません。ツバメと名が付きますが、普通のツバメ(スズメ目ツバメ科)とは外見が似ているだけで別系統です。(アマツバメ目)


ノスリ。池の対岸ですが、いつになく近くの木に止まりました。


ノスリ。遠くから見ると、鷹っぽくない優しげな眼つきと思ったのですが、近くから見るとやっぱり鷹ですね。


ノスリ。向こうを向きました。ずーっと下を見下ろして


ノスリ。池に飛び降りた。魚か何か、獲物を捕らえたのでしょう。この後樹林の奥の方に飛び去ってしまいました。

同日午後は石神井公園です。

みんなの人気者、カワセミ。


名前も声(さえずり)も、誰でも知っている、その上、冬から初春にかけては、ちょっとした公園に行けばあちこちにいる鳥です。が、その姿を見る機会はあまり多くはありません。地面に近い笹や灌木の藪の奥にいて、明るいところにはめったに出てこないので。しかも、こんなに地味で目立たない、さえずらない限りは鳥好き以外は目もくれなそうな鳥です。


ウグイス。今の時期はチッチッチッという地味な地鳴きしかしません。声は、ちょっとした公園なら本当にあちこちで聞きます。


ウグイス。山手線の色を「ウグイス色」と表現することがありますが、本物のウグイス色はあんなに明るい黄緑ではなく、こんなに薄暗い灰緑色なのです。


ウグイス。何年も鳥を撮っていますが、こんな至近距離で撮影できたのは初めてです。まともに鑑賞に耐える写真自体、今までに3~4回しか撮れたことはありません。


カチカチに凍った石神井池は、午後2時過ぎでも解けていません。その氷の上を往来するカモとオオバン。氷の上でも滑らないのか?というと・・・・・・
左から3羽目(カルガモ)が派手に転んでおります。その後ろの4羽目(オオバン)もこけそうでバランスを取るために羽を広げています。

そして1月3日は秋ヶ瀬公園。


シメ。


アオジ。大好きな鳥の一つで、今の時期はどこの公園にもいるのですが、飽きずに毎度撮影します。冬の初めは警戒心が強くて人が近づくとすぐ逃げますが、初春くらいになる結構近づいても逃げなくなります。


人気者のエナガ。モフモフとかわいい鳥です。


キセキレイ

そして、この日のメインゲスト、ルリビタキの登場です。

ルリビタキのメス(またはオス若鳥)
最初は距離があったのですが、どんどん近づいてきます。しかし、近すぎでしょう。
撮影時に私から見て逆光側の位置の道路に止まっているので、順光で撮影しようと移動しようとすると、パッと飛んで私の前に出て、順光側の位置を取られちゃうのです。また私が順光側の位置に出ると、ルリビタキくんが追い抜いて・・・・・・と、20メートル前後にわたって追いかけっこ状態。普通、そんなことをやったら鳥は飛んで行ってしまうはずですが、このルリビタキは逃げないのです。


アスファルトの上のルリビタキって今一つ風情が、と思ったら、おあつらえ向きな木の枝の上に止まりました。


ルリビタキ、とうとう足元まで来ちゃいましたよ。100-400mmの望遠レンズですが、400mmでは近すぎてはみ出すので、137mmに落として撮影しています。

というわけで、私が推測するに、このルリビタキは、人間から餌をもらったことがあるのでしょう。だから人=餌をくれるものと認識して、極度に人慣れしているのだろうと思います。

野鳥撮影のルールとしては、餌で誘引しての撮影は一般に問題視、害悪視されています。ただ、それが問題視されているのは、それだけその手を使う人が多い、ということでもあるのでしょう。公然と「餌でおびき寄せて撮影して何が悪い」という意見は、あまり見たことはありません。皆さん多少は後ろめたさがあるのかもしれません。公然と「何が悪い」とは言わないけど、実際には結構やっている人がいます。実は、この日も、この撮影場所から数百メートル離れた場所で、倒木か何かの上にえさを撒いて撮影の準備をしている二人組のカメラマンがいました。私は関りを避けて、さっさと通り過ぎてしまいましたが。

そういうわけで、私自身も、餌でおびき寄せて珍しい鳥の写真を(自然に撮れた風を装って、言い換えれば「ヤラセ」で)撮りたいとは思わないし、それを推奨する気もまったくありません。
だけど、餌でおびき寄せて撮影することが悪か、と言われると、そうとも思わないのです。

だって、撮影目的ではありませんが、一時期自宅のベランダに小鳥のえさ台を置いていたことはありますから。その当時は鳥撮影はしていなかったので、1枚も写真を撮ったことはありませんが。都会なので、珍しい鳥が来たことはあません。スズメとかシジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリくらいです。台風来襲時に飛ばされると危険なのでえさ台を取り外してしまい、それっきりになってしまいました。

新潟県の白鳥渡来地の瓢湖には、「白鳥おじさん」という人がいて、ハクチョウたちにえさを撒き続けた結果、全国的に有名な白鳥スポットになりました。鹿児島県の出水のナベヅル、マナヅル越冬地や、北海道のタンチョウ越冬地の鶴居村も餌付けを行っていることで有名です。宮城県の伊豆沼では組織的な餌やりはされていませんが、白鳥の餌が販売されています。餌付けではなくても、収穫の終わった近隣の田んぼで、落穂や稲わらがガンやハクチョウの餌になっているので、人間活動に依存していることは同じです(先日行った印西市の白鳥の郷も同様)。
撮影目的ではない庭のえさ台や餌付けが許されて、撮影目的のそれが許されない、というのはどうも筋の通った話ではないように思います。

それに、餌で誘引しての撮影が、鳥にとっていかに有害かを力説するホームページをいくつか閲覧しましたが、正直に言って、その有害性についての説明は、いささか過大表現という感をぬぐえませんでした。そこまで鳥は適応力のない生き物ではないでしょう。餌付けされた途端に野生の生命力を失って、自力で餌をとれなくなって死んでしまうかのような理解はいささか短絡的です。
冬場は野外にえさが少なく、野生の動物にとっては試練の季節。その時期に節度をもって最小限の餌を与える(それを撮影に利用する)ことは、そこまで野鳥にとって有害なことか、怒って全面否定するような話かな、という思いを、どうしても禁じえません。

繰り返しますが、私自身は、普通には撮れない鳥を餌で誘引して「やらせ撮影」をしたいとはまったく思いません。やるなら、スズメやムクドリ、ヒヨドリに堂々と餌をやっている風景を撮影してみたい、とは思いますが。
でも、他人の心の中に指図する権利はありませんから、餌で誘引してでも珍しい鳥の写真を撮りたい、それが楽しいと思う人の心の中を「間違っている」と言うことはできません。私の趣味、主義とは違う、というだけです。自分の趣味、主義と外れること=悪、ではありません。

ただ、嘘はやめてほしい、とは思います。自分自身や親しい知人に見せて楽しむだけなら問題にもならないことですが、コンクールに出すとか公式の場で展示するとかなら、餌で誘引した写真は、そうと明示すべきでしょう。
そこは信義の問題であって、「やらせ」であることへのうしろめたさめいたものが、多少はあってしかるべきです。が、それは餌をやること自体の是非とは次元の異なる話です。
それと、国立公園の特別保存地域みたいな、特に人為的な影響を排すべき場所では、やめてくださいね、ということは思います。

まあ、鳥の写真について珍しくも長々と難しいことを書いてみました。

というわけで、もう1枚ルリビタキ。

ルリビタキ。





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最終更新日  2022.01.05 23:19:19
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