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テーマ:政治について(19800)
カテゴリ:政治
安倍元首相、共産・志位委員長のウクライナ巡る憲法9条投稿に「空想の世界」
安倍元首相は3日、自民党安倍派の会合で、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、共産党の志位委員長が「プーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が憲法9条」とツイッターに投稿したことに対し、「空想の世界だ」と批判した。 安倍氏は「問題は武力行使をいとわない国が隣国にある場合、どうなるかではないか」と指摘した。 --- ウクライナには日本の憲法9条に相当する条文があるわけではなく、国力との対比で言えば日本より強力な軍隊(軍事費の対GDP比は約4%)がありますが、ロシアの侵略を受けました。9条があるから侵略を受ける、あるいは9条がなければ侵略を受けない、というものではありません。 という趣旨のことは先の投稿で書きましたので、長々とは繰り返しません。 この場合、憲法9条の有無は関係ない 私が腹立たしいと思うのは、安倍が、ことプーチンの蛮行に関して、自分を棚に上げて他者を偉そうに批判できるような立場かよ、ということです。 在任中にロシアに11回訪問し、プーチンと27回も会談して、「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまで2人の力で駆け抜けよう」などとヨイショしたとされる安倍は、その結果何一つ譲歩を引き出せず、なにも実現できなかった訳です。 もちろん外交には相手があるので、実現できないものは仕方がありません。しかし、27回も会談するまで「無理」と分からなかったのでしょうか。しかも安倍とプーチンが会談を重ねていた当時は、プーチンはクリミア半島に侵攻して併合を宣言したり、ウクライナ東部に傀儡国家を作って独立を宣言させるなど蛮行を繰り返した後なのに、です。それで「外交の安倍」などという虚名も大概にしろ、と思います。 そして、「シンゾー・ウラジミール」などと呼び合う関係を構築したと称する安倍が、今回のプーチンの蛮行に関して、説得するような何かをやりましたか? 何もやっていません。やる気もないのでしょうが、ならばせめて黙っていろよ、と思います。プーチンとの親密な間柄をさんざん誇っておいて、いざとなったらその「親密さ」を何ら活用せずにだんまりのお方が、国内の政敵攻撃だけは口を開く。自分で恥ずかしいとは思わんのかね。 それにしても、安倍がプーチンへ接近したことは、お仲間の極右層にもあまり評判は良くなかったようです。それでもあえてプーチンに接近したのは何故か。もちろん「北方領土問題を解決」という実績を欲したという点はあるでしょう。でも、それだけならなにも国のトップ同士が27回も会わなくたって、事務方が頑張れば済むことです。それなのに何故? これは全くの仮説にすぎないし、いささか悪意のある憶測なので、「事実だ」と主張するものではありませんが、安倍はプーチンが好きなんだろうな、と私は思っています。ああいう「権力は力なり、強い者が勝つ、民主主義がなんだ、負けた奴を弾圧してなにが悪い」という人物に、自分もそうなりたいから憧れていたのだろうと。 繰り返しますが根拠はなにもありません。単なる憶測です。ただ、個人的な好悪の感情がなければ、元々対立的で交流もそれほど深くないはずのロシアのトップと、何の成果もないままそれだけの回数会合を重ねた理由が、それ以外にはまったくありませんからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.26 20:04:15
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