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テーマ:政治について(20179)
カテゴリ:政治
「この鬼」「財務省の犬」岸田総理を野党議員がののしり 委員長が注意
衆議院予算委員会の集中審議で野党議員が岸田総理を「鬼」「財務省の犬」などとののしり、委員長に注意される場面がありました。 れいわ新選組 大石晃子議員「もう一度言わせていただきます。この鬼。もう一つ名前を差し上げます。資本家の犬、財務省の犬」 衆議院予算委員会で「消費税の減税は考えていない」と答弁した岸田総理に対し、れいわ新選組の議員が「この鬼」「財務省の犬」などとののしる場面がありました。 岸田総理へ改めて質問することなく、自身の持ち時間を終了し、根本予算委員長から「用語の使い方には十分お気を付けください」と注意を受けました。 --- 言いたいことは分かります。私も、全面的にではないけれど、半ば以上そのとおりだと思います。ただし、以前にも都知事選に関して書いたことがありますが、れいわ新撰組は、財政に関して、まるで打出の小槌のようにいくらでもお金が沸いてくるかのような、壮大すぎる政策を掲げていますが、それは無理と言うものでしょう。 消費税減税はそのとおりだと思う反面、それによる歳入不足を赤字国債でまかなうとすれば、先行きの破綻は目に見えています。法人税、所得税の増税でまかなうのであれば違いますが、それに対する抵抗はすさまじく大きいことは明らかです。そうそう簡単なことではありません。 それはともかく、自民党政権が資本家の手先、財務省の手先であること自体はまったくそのとおりと思います。ただ、それを「鬼」「犬」という用語を使って表現するのは、国会の予算委員会の場ではどうなのか、と私は思います。TPOというものはあってしかるべきでしょう。支持者向けの集会ではないですから。 もっとも、これはれいわ新撰組(野党)だけに言える問題ではありません。与党側も、野次で相当のことを叫んでいます。首相の地位にありながら、予算委員会の自席からヤジを飛ばしていた元首相の実例もあります。遠い昔には、公党の党首を殺人者呼ばわりした予算委員長がいましたが、さすがにこれは予算委員長辞任に追い込まれましたが。 それを棚に上げて、野党だけがけしからん、などという理屈に与する気はありませんが、同じ土俵で同じレベルのことをするべきではないでしょう。 大石議員は、かつて大阪府職員として、当時の橋下知事に公然と異議を唱えた、その勇気には敬服するものがあります。その橋下は、最近大石議員を名誉毀損で訴えていますが、自分がこれまで吐いてきた暴言の数々を棚に上げて、よくやるなという印象しかありません。ともかく、直言と暴言は違いますから、そこは気をつけていただきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.02 19:00:08
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