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2022.12.03
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テーマ:ニュース(99438)
カテゴリ:政治
安倍晋三が「育てた」政治家・杉田水脈が差別発言を繰り返す理由
性暴力被害を訴えたジャーナリストに対する中傷ツイート投稿に関連して、東京高裁から名誉毀損判決が下っている杉田水脈総務政務官。「女性は嘘をつく」発言や、性的マイノリティに対する差別発言でもたびたび問題視されている。11月30日、予算委員会での立憲・塩村あやか議員の質問に対し、杉田政務官はかみあわない「答弁」を堂々と展開。~参議院特別委員会での「答弁」も、異様だった。立憲・小西洋之議員は、こう問いかけた。
「問題の発言について。『彼ら彼女らは子どもをつくらない。つまり生産性がないのです』というこの言葉について、撤回、あるいは修正するお考えはありますか」
「配慮を欠いた発言をしたことを真摯に反省し、理解を深め、差別のない暮らしやすい社会の実現のためにこれまでも努力をしてまいりました。今後とも、そういった努力をもっておこたえしていきたい」
と「返答」、小西議員が問うた「撤回、修正の考え」についてまったくかみ合わない「お気持ち」を表明した。~
杉田氏は~西宮市役所職員を経て、みんなの党、日本維新の会、次世代の党、日本のこころを大切にする党と、政党を渡り歩いている。
「所属する党を変えながらも落選中の杉田水脈をスカウトしたのは安倍晋三元首相です。ゴリゴリの自民党支持保守人脈によって繋がったようです。西宮市職員時代の杉田に目立った政治思想はなく、保守系の候補者のひとりに過ぎなかった。どちらかといえば控えめな女性だったともききます。ところが、安倍さんに見出されたあと~『右翼スイッチ』が入りました。~」

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杉田水脈という異常な政治家が、よりによって総務政務官という役職に就いたことで、その言動の異常さが改めてクローズアップされています。本ブログ読者の皆様なら、彼女がどのような人物かは、今更説明せずともご存じでしょう。引用記事に取り上げられた以外の部分でも問題発言を連発しています。

例えば、2014年内閣委員会で「日本に女性差別というものは存在しない」と発言したことについて、「命に関わるひどい女性差別は存在しないという趣旨だ」と、すさまじい弁解をしたそうです。いやいや、「命に関わる」などという基準を設けたら、例えば強 姦だってセクハラだって、直接的には命を取るわけではありません。戦前の日本には女性の参政権がありませんでしたが、選挙権、被選挙権を剥奪しても、それで直接的に死ぬわけではありません。杉田の理屈に従えば、そういったこともすべて、「差別ではない」という無茶苦茶なことになってしまいます。

同じく、16年の国連女性差別撤廃委員会出席時、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」「国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした」などと罵倒暴言を書き連ね、産経新聞のニュースサイトに、保育所増設や夫婦別姓などを求める動きはコミンテルンが日本の家族を崩壊させようと仕掛けたものだ、という趣旨のトンデモな文書を寄稿していたことも問題視されています。
これが差別問題を主管する総務省の政務官というのだから、開いた口がふさがりません。

ちなみに、これらのうち「保育所増設や夫婦別姓などを求める動きはコミンテルンが日本の家族を崩壊させようと仕掛けたもの」という文章だけは「撤回する」と言ったものの、それ以外のトンデモ発言の数々はすべて、のらりくらりと撤回を拒んでいます。今も間違っていないと本人は思っているということでしょう。

杉田は元々2012年に維新の党から衆院に当選していましたが(比例復活)、2014年の選挙では落選していました。それを安倍元首相が自民党にスカウトして比例中国ブロックから出馬させたのは有名です。ただし、引用記事にある「安倍さんに見出されたあと~『右翼スイッチ』が入りました。」というのは、時系列的に間違っています。自民党が杉田の擁立を発表したのは2017年9月ですが、国連女性差別撤廃委員会についてのブログの暴言は2016年2月です。
確かに、杉田が維新の党の議員だったころ、どの程度の極右だったかは分かりません。維新の党だから、元々極右的な思想はあったでしょうが、ここまでのトンデモ発言の数々は、少なくとも顕在化はしていませんでした。

その杉田が極右路線の「勇ましい」差別発言をポンポン繰り出すようになったのは、2014年に落選して以降です。いわゆる「保守」(極右、ネトウヨ)勢力と結びついて、産経をはじめとするお決まりの極右メディアの常連になっていきます。
見た目は若そうに見える(実は私と同年代なので、全然若くはありませんが)女性が、いかにもネトウヨが気に入りそうな勇ましい発言をポンポンとするので、あっという間に「ネトウヨ界のアイドル」になったわけです。落選中の杉田には、それしか自らの存在感を示す場がなかったのかもしれません。

類は友を呼ぶ、ではないですが、杉田の「人気」を見て、同じような思想信条を持つ安倍元首相が自民党にスカウトした、というのが時系列的に見て正しいでしょう。
しかし、杉田がチヤホヤされていたのは、狭いネトウヨ界だけです。過激な発言であればあるほどチヤホヤする人たちに囲まれて、彼女の発言も否応なく過激になるばかりでした。しかし、狭い世界の外では、誰もそんな言動を相手にしません。安倍元首相という同類に気に入られて、自民党衆議院議員という分不相応の地位を与えられたにすぎないのです。

私が安倍元首相を大嫌いのは今更説明の必要もありません。腹の中の思想信条は安倍も杉田も同類以外の何物でもないと思いますが、それでも残念ながら、安倍は狭い極右人士だけに支持されていたわけではありません。

それに比べると、杉田の支持層ははるかに小さい。その小さな支持層の中で、支持者の求めに応じて過激化していった人物が、衆議院議員というばかりではなく、とうとう差別問題を主管する総務省の政務官とは、世も末というものです。任命した首相の責任もまた重大です。

もう一つ、引用記事には「西宮市職員時代の杉田に目立った政治思想はなく~どちらかといえば控えめな女性だった」ともあります。その時代の思想信条については知る由もありませんが、少なくとも「控えめな女性」という点については、これとはまったく相反する証言があります。

市民と取っ組み合い寸前 問題発言の杉田水脈議員、市職員時代から騒動(神戸新聞)
杉田水脈衆院議員。政界入りする前の兵庫県西宮市職員時代、当時市議だった今村岳司前市長らと公務員改革を訴え、国会議員になってからは複数の政党を渡り歩いた。~
杉田氏は1992年に同市に入庁。18年間、政策や子育て関連の部署に所属した。政治家として過激な言動で注目される姿に、元同僚らは「騒動の片りんは市職員時代からあった」と口をそろえる。「攻撃的な発言をして、市民と取っ組み合いになりそうになったこともある」という。
在職中、若手同僚らと「スーパー公務員塾」を結成。市議だった今村氏らと連携し、公務員改革の必要性を訴えた。職員によると、自治体職員向けの講座などを開き、積極的に発言していたという。
杉田氏の元上司で、市長当時の今村氏にも仕えた職員は「2人は目立ちたがり屋という点が共通する。反発されると分かっていても一定のファンがいる以上、過激な発言を続けるしかないのだろう」と指摘する。~
別の西宮市職員は「周囲との協調性がなかった。選挙のたびに政党が変わるのも、組織の中で生きていけないからでは」と推測。

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積極的に発言していたというのはよい意味で、それ以外はすべて悪い意味で、いずれにしても「控えめな女性」ではなかったようです。
政策や子育て関連の部署に所属、だそうです。政策というのは、「企画課」「政策企画課」「政策経営課」などの部署のことでしょう。そういう部署には優秀で能力の高い職員が配属されるのが通例ですから、杉田も人柄を度外視すれば、優秀な人物ではあった(少なくとも配属前はそうだと思われていた)のでしょう。
しかし、今は国会議員まで出世した人物の元上司、元同僚が、ここまで悪し様に言っている時点で、相当の問題人物だったことが見てとれます。「攻撃的な発言をして、市民と取っ組み合いになりそうになったこともある」って、それは役所の中でもっともやっちゃいけない行為です。いや、自分で火をつけても自分で消せるならいいのですが、おそらく、ほぼ確実にそうではない。火をつけて消火できず、上司が謝って火を消したということです。はっきり言って、そんな部下を持った上司には同情します。

政界にはこの手のヤバイ人柄の人たちが少なからずいるらしいので、その面に限れば杉田だけが特別ではない可能性がありますが、このような性格とこのような差別意識が結び付くと、本当に破壊的な政治家になるわけです。
このような人物には、早々に政界から消え去っていただきたいものです。さすがに、安倍元首相という庇護者がいなくなった今、次の選挙でもまた当選圏内の比例区単独候補などという融合措置は、もうないだろうとは思いますが。





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最終更新日  2022.12.03 19:15:24
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