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2023.09.23
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テーマ:ニュース(99709)
カテゴリ:戦争と平和
ポーランド首相「ウクライナへの武器供与行わない」 穀物の輸出入問題めぐり
穀物の輸出入問題を巡り、ウクライナと対立するポーランドの首相が「今後、ウクライナへの武器供与は行わない」と発言しました。ウクライナを支援してきた周辺国の結束が揺らいでいます。
モラビエツキ首相はインタビューで「ポーランドは近代的な兵器で武装を進めており、ウクライナへの武器供与は行わない」と述べました。
ポーランドは、安価なウクライナ産穀物の流入から自国の農業を守るため、EUが認めた禁輸措置期限が切れたあとも、スロバキア、ハンガリーとともに独自に禁輸措置を続けています。この措置を受けてウクライナは「国際的なルールに反している」としてWTOに3カ国を提訴しました。
19日にはウクライナのゼレンスキー大統領が国連総会の演説で「連帯を示しているように見えるが、実際にはロシアを間接的に手助けしている」とポーランドなどを批判しました。
こうした状況を受け21日、ウクライナとポーランドの農業担当相が電話会談を行い輸出入問題を協議しました。会談では、両国の利益を考慮した解決策を見出すことで合意し、数日中にも、再び会談を行うとしています。
ロシアの侵攻以降、ウクライナの隣国ポーランドは武器供与を積極的に行っているほか、約100万人の難民を受け入れるなど最大の支援国の一つです。ウクライナがロシアへの反攻を進める中、穀物の輸出入を巡る対立が周辺国との結束に亀裂を生じさせつつあります。

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反ロシアの最先鋒であり、ウクライナに多くの兵器を供与してきたポーランドとウクライナとの関係が、ここにきて急激に悪化しています。

ウクライナはロシアに黒海沿岸の領土の大半を占領され、黒海からの穀物の輸出が困難になっています。このためウクライナ産の穀物は東欧諸国経由で陸路輸出されるようになり、EUもウクライナ支援のためこのルートの関税を撤廃しました。
ところが、これによって安価なウクライナ産の穀物が東欧諸国に大量に出回り、これらの国々の農産物価格が暴落する事態となっています。一部の国では農民によるウクライナ産の農産物輸入への反対デモも起こっていると言います。
このため、農産物の価格維持のため、EUは東欧数か国へのウクライナ産農産物の輸出禁止を認めました。その後の経過は、引用記事に書かれているとおりです。

ウクライナは、ロシアに侵攻されて、軍事的には圧倒的なむロシアの軍事力によく耐え、大健闘していますが、あまりに巨大な敵との1年半に及ぶ長い戦いで経済面では疲弊が著しく、危機的な状態にあります。穀物輸出という収入減を維持しなければ、国の経済がひっくり返ります。
一方でポーランド他の東欧諸国も、ロシアという「共通の敵」と戦う面ではウクライナを全面的に支援しても、経済面で自国に深刻な影響を受けるとなると、話が変わってくるわけです。

端的に言えば戦争があまりに長く続き、ウクライナが疲弊し、それを支援する国々もまた疲弊してきて、仲違が始まってしまった、ということでしょう。
ロシアは拙劣な戦いぶりで多くの損害を出し、依然としてウクライナを軍事的に屈服させることはできていません。そしてロシアだって戦争による経済への打撃は相当深刻なものであるはずですが、相対的にウクライナよりはロシアの方がまだ大国であることから、ウクライナの方が長引く戦争による経済破綻はより深刻なものとなっているようです。

ロシアが明日にでも経済破綻、プーチンはいつ失脚するか、みたいな論調が多くのマスコミに取り上げられているわけですが、残念ながらそれは希望的観測に過ぎないのが現実と言わざるを得ません。
こんなことを言うのは残念の極みですが、ロシア経済は、少なくともウクライナより先に破綻することはなさそうだし、プーチン政権も、5年後10年後は分かりませんが、今年来年に倒壊する可能性はない、と判断するしかなさそうです。

ウクライナの軍事的な抵抗力は、戦前のいかなる予想よりも強力ではありましたが、それでもロシア軍を完全に国境の外まで押し出す見通しは厳しいというしかありません。その前にウクライナの経済が持たないし、欧米各国もウクライナを無限に援助し続けることはできないという現実は、どうすることもできません。
そうすると、どこかの段階で、国家破綻しても戦い続けるか、それを避けるために涙を呑んで憎きプーチン政権と和平交渉を行うか、どちらかを選ばざるを得なくなるのではないでしょうか。
私は日本人なので、ウクライナの将来に何ら責任を負っていません。だから、「どちらを選ぶべき」とは申しません。それはウクライナの人たちが決めることです。
ただ、戦争に負けても人は生きていかなければなりませんから、経済破綻を避けるため、どこかの段階で和平交渉を選ぶしかないだろうと予想はしています。
悪いことをした者勝ちになるのは、すごく腹立たしいですが、こればかりはどうにもならないのかな、と思います。





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最終更新日  2023.09.23 22:14:06
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