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テーマ:診察室の窓(72)
カテゴリ:病気・症状
先週、明石から弟が腰痛を訴えて来院したのですが、このところ下痢・軟便を伴っている方が多いんです。
共通しているのは、お酒を過ごしておられること。 東洋医学で言うところの脾の臓。一般的には消化器をイメージしてもらうと良いです。 この消火器の弱点は、水分なんです。消火器は食べた物を水分と固形物に分けるのですが、この働きが低下すると下痢・軟便になるのです。 さらにお酒は熱性の強い飲み物です。 さばききれない水分と排出されない熱とが相まって下痢となる一方、水と熱が合体して気の流れを阻んで痛みを発すると言う訳です。 加えてこの季節。 冬は自然界に寒気が増えて来るので、人体は毛穴を閉じてできるだけ陽気を漏らさないように、同時に寒気が体に侵入しないようにするので、過剰な水や熱が排出されにくくなります。 熱があるかどうかは、排せつ物の臭いで判断します。 冷えたお料理はあまり臭いがしませんが、温めると臭ってきますよね。 人体も同じで、尿や大便、汗の臭いなどがきつくなってきます。 下痢に関しては、お腹が下ってすっきりしたり症状が軽減されるようでしたら、止めるべきではありません。むしろ排泄を促した方が良いのです。 お腹が下って、なんとなく疲労感が出たりぐったりとする時は、元気が漏れ出ている兆候なので下痢を止めないといけません。 弟の場合、下痢をすると楽になっていたのですが、熱があまりにも盛んであったため、腸胃の熱をとる治療をしたところ、すぐに回復をみました。 12月に入ると忘年会シーズン。 飲み過ぎ・食べすぎには気を付けたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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グッドタイミングと言いますか、実は、今、ぎっくり腰になりかかっているんです。
紙一重のところで、とどまっているのですが、椎間板の右側が危険な状態です。 ひたすらストレッチ、背骨を広げて、軟骨に隙間を作っています。 晩酌も毎晩なので、先生の話を教訓にさせて頂きます。 (2012年11月23日 22時04分17秒)
アンクルガーデナーさん
>グッドタイミングと言いますか、実は、今、ぎっくり腰になりかかっているんです。 >紙一重のところで、とどまっているのですが、椎間板の右側が危険な状態です。 >ひたすらストレッチ、背骨を広げて、軟骨に隙間を作っています。 >晩酌も毎晩なので、先生の話を教訓にさせて頂きます。 ----- 参考になれば、幸いです。 あとストレスで腰痛になることもあります。 肩や背中を凝らせないようにしてくださいね。 (2012年11月24日 13時48分37秒) |