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カテゴリ:東洋医学概念説明
僕は自分で、伝統医術の継承者を名のっている。
誠におこがましい限りだが、自負するところがある。 継承される中身は、文字や言葉で伝えられる技術だけではない。 もちろん、それも大切だが師匠と場を共有することで得られる、肌で体得する言外の知である。 その1本の鍼が、初心者の目には奇跡に映る。 見たことの無いものは、できないのだ。 人は、知っていること、見たことのあることでしか認識できないからだ。 師匠が下す1本の鍼。そこに込められている世界は宇宙だ。 生命の本質は、分析や理論では決して捉えることはできない。 生命の本質は、直観的に感じ捉えるものだ。 『一』を捉える事ができればいいのだ。 そこから様々な、森羅万象が起こる。 これを不思議と言わずして、なんと言うのか。 これを神といい、生命という。
伝統は、この継承によって可能となる。 系譜がどれだけ大切なものか。それは古代より累々と継承してきた先人と、つながっている自分全てを愛することだ。
そしてさらに、自ら継承者として名のり、師匠連の名を明かすことは、道を誤らないための戒めでもあるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月14日 06時52分01秒
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