大阪1万人の第九2016 その4:共に生きようとする力
12月4日「世界中の人々は手をとりあって、共に生きよう」ベートーヴェンの第九は、約200年前、ヨーロッパで生まれた音楽。その音楽は、海を渡り~日本ではたくさんの人々が歌う合唱曲として、独自の文化となった。今まで、♪ダイネ ツァオベル・・・神(様)による不思議な力が人々を結びつけるのだとすっかり思っていたのだけれど。そうではなくて~そこに集まろう、歌おうと思ってきた人々による力なのだと気づかされた。本番では、佐々木蔵之介さんの朗読、バスやテノールの独唱。「集まろう」「歌おう」「手をつなごう」と手を上げた人のように感じられた。皆、日頃は別々の暮らしがあって、年齢も仕事も、抱えているものも違う。ここに集まって「抱き合おう」「兄弟たちよ」と声を合わせた。門が開いた瞬間。私たちは皆、フロイデ(歓喜)に包まれた。日本文化となった第九の合唱は、佐渡さんとともに再び海を越え、ヨーロッパに帰る。500人から始まった佐渡さんのヨーロッパでの第九の合唱が、世界中に広がるといい。1万人の第九が世界中の人の演奏会になるといい。パンフレットに俳句を掲載していただいた。感謝。「季語」をリストから選んでそのまま使ったのが正解だったのか?!同じページに第九ひろしま仲間からの投句も一緒に掲載されてうれし。先生にバッサリなおしていただきたいところです。(笑)