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カテゴリ:極東
我等日本国人民ハ、国民会議ニ於ケル正当ニ選挙セラレタル我等ノ代表者ヲ通シテ行動シ、我等自身及我等ノ子孫ノ為ニ諸国民トノ平和的協力及此ノ国全土ニ及フ自由ノ祝福ノ成果ヲ確保スヘク決心シ、且政府ノ行為ニ依リ再ヒ戦争ノ恐威ニ訪レラレサルヘク決意シ、茲ニ人民ノ意思ノ主権ヲ宣言シ、国政ハ其ノ権能ハ人民ヨリ承ケ其ノ権力ハ人民ノ代表者ニ依リ行使セラレ而シテ其ノ利益ハ人民ニ依リ享有セラルル神聖ナル信託ナリトノ普遍的原則ノ上ニ立ツ所ノ此ノ憲法ヲ制定確立ス、而シテ我等ハ此ノ憲法ト牴触スル一切ノ憲法、命令、法律及詔勅ヲ排斥及廃止ス…
59年前の1946年の2月12日、当時のGHQマッカーサー司令部は、このような文章ではじまるさいしょの日本国憲法草案を起草した(原文は英語)。この数日前には、〈第1章 天皇 1.第3条ニ「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」トアルヲ「天皇ハ至尊ニシテ侵スヘカラス」ト改ムルコト…〉という、いまからみれば単なる「言い換え」のような提案からはじまる松本国務相(当時)が作成した日本政府の独自案がGHQ司令部に提出されている(こちらは松本私案とのちに言われる)。じつは現在の憲法が誕生する前夜にはさまざまな憲法案が学者などからも出されていて、それらのいきさつを改めていま眺めてみれば、戦後という世界が極東のこの島国においてどのようにはじまってきたかを知ることができる。 →参考サイト 松山大学法学部教授・田村譲さんのサイト内に 日本国憲法誕生史というよくまとめられた年表がある。 まもなく午前六時。真夜中から降りだした雪は止み、下の谷川のほうから冷たい風がふきあがってくる。空はうすい青で、中空に明けの明星か、針先でついたほどの星がひとつまたたいでいる。やがてその周囲があかるくかがやきだして星を溶かしてしまうのだろう。きょうもどうやら青い空がひろがりそうである。 夜が明けたが…曇っていた(笑)。薄明ではわからなかったのだが、小雪も舞っている。さむいわけだ。室温はストーブを焚きつづけているおかげで15度もある。猫たちが避難して六畳和室の炬燵の周囲に寝そべっている。庭先の桑の枝が、もうしわけないとばかりに雪を乗せ、少しばかり頭を垂れている。たいへんだなあ。政治家どもよ、この謙虚さを見ならったらどうか。朝日では注目の、松本仁一記者のカラシニコフ連載第二部がきょうからはじまった。昼からは東京国際マラソンか ┌|∵|┘ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.14 09:55:06
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